野菜をジュースで摂る理由

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植物には強固な「細胞壁」があり、栄養の吸収を阻害している!

野菜や果実などの植物には、肉や魚などの動物とは異なり、強固な細胞壁があり、栄養の吸収を阻害しています。そのため、栄養吸収率を高めるためには、この細胞壁を“壊して摂る”ことが重要です。

動物細胞→細胞膜のみなので吸収されにくい。植物細胞→細胞壁があるので吸収されにくい。
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細胞壁を壊すポイントは、「加熱」と「破砕」

細胞壁を壊す方法は大きく2つあります。1つは「加熱」です。加熱すると、細胞壁が柔らかくなり、壊れやすくなります。もう1つは「破砕」です。ミキサーにかけたり、すりつぶすことで、細胞壁が壊れるのです。

生の状態での植物細胞→加熱することで細胞壁が柔らかくなる。破砕することで細胞壁が壊れる。
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野菜ジュースで、効率的に栄養を吸収しよう!

野菜を生のまま食べるより、ジュースなどの加工品にした方がリコピンは、おそよ3.8倍、ベータカロテンは、およそ1.5倍も吸収率が高まるという研究結果もでています。普段の食生活の中で、野菜ジュースをうまく活用して、野菜の栄養をしっかり摂りましょう。

生のままに対し野菜ジュースなどの加工品の場合、リコピンは3.8倍、β-カロテンは1.5倍。

*ジュースにすることで吸収率が上がる栄養素にはリコピン、β-カロテン等があります。*野菜は加工によって失われる成分もあります。*リコピンとβ-カロテンで評価方法は異なります。