農業振興・地方創生農業振興・地方創生

農業振興・地方創生 農業を支え地域の持続的成長に貢献

高齢化や労働人口の減少が急激に進む地域では、農業生産基盤の脆弱化が問題となっています。カゴメは日本の農業の発展が、地域の活性化につながると考え、日本の農業の成長産業化に貢献していきます。

カゴメ野菜生活ファーム富士見

カゴメ野菜生活ファーム富士見2019年4月、「農業・ものづくり・観光」が一体化した体験型「野菜のテーマパーク」をコンセプトに、「カゴメ野菜生活ファーム富士見」を長野県諏訪郡富士見町に開業しました。八ヶ岳の雄大な自然を背景に、野菜と豊かにふれあいながら、野菜の収穫体験、食や地域の魅力を体験できる施設です。県内・県外から多くのお客さまにご来園いただき、地域や野菜の魅力を感じていただいています。

カゴメ野菜生活ファーム富士見カゴメ野菜生活ファーム富士見

生産者や自治体と連携し、地域の農業と健康を応援

カゴメは、全国の自治体などと協定を結び、その地域の農産物を使用した商品の展開やレシピの共同開発、食育やトマトの栽培指導など、地域の農業振興や健康づくりに積極的に取り組んでいます。

【カゴメが地域で締結している協定】
17府県8市1町 29協定 ※2023年1月末時点
17府県8市1町
29協定
※2023年1月末時点

農家の負担を減らし、ジュース用トマト生産量の拡大へ

農業従事者の高齢化が進み、栽培中止や規模を縮小する生産者が増える一方、国内加工用トマトの必要量は増加しています。その解決策の一環として、農業機械メーカーと共同で加工用トマト収穫機「Kagome Tomato Harvester(KTH)」を開発。農家にとって負担が重い収穫作業の機械化に取り組んでいます。2021年には、いわみざわ農業協同組合(JAいわみざわ)、ヤンマーアグリジャパン株式会社北海道支社とともに、JAいわみざわ管轄内における加工用トマトの産地拡大をめざす連携協定を締結。地域農業の振興と発展に貢献していきます。

Kagome Tomato HarvesterKagome Tomato Harvester

「野菜生活100季節限定シリーズ」が日本を元気に

地域の農産物を全国で消費する「地産全消」活動の核となる商品「野菜生活100季節限定シリーズ」は、今では年間10種類以上を順次発売しています。カゴメはこれからも、新たな野菜・果物の開拓やコラボレーションによって、地域の農業さらには健康長寿をサポートしていきます。

野菜生活100季節限定シリーズ
野菜生活100季節限定シリーズ(2022年4月~ 2023年3月)

害虫被害の救世主となるトマト品種を開発

北海道の農業で深刻な問題となっている外来の害虫「ジャガイモシストセンチュウ」と「ジャガイモシロシストセンチュウ」に対して、抵抗性と密度低減効果を持つ加工用トマト「KGM191」を2019年に開発しました。これらの害虫は、ジャガイモやトマトなどナス科植物の根に寄生し、大幅な減収をもたらすため、まん延防止および根絶は、北海道の農業において重要な課題となっています。本品種の活用を通じて、北海道における加工用トマトの産地拡大を図るとともに、持続可能な農業にも貢献していきます。

加工用トマト「KGM191」加工用トマト「KGM191」
加工用トマト「KGM191」