畑は第一の工場畑は第一の工場

畑は第一の工場 よい原料はよい畑からそれが商品づくりの哲学

「畑は第一の工場」というものづくりの思想のもと、創業時から続けてきた契約農家との栽培に取り組み、トマトジュースの原料の国内産地拡大を進めながら、契約栽培で培ってきたノウハウや実績を海外からの原料調達にも活かしています。

フィールドパーソンと呼ばれる農業のプロがいます

カゴメは創業以来、よい原料はよい畑から生まれるという思いを変えることなく、安心・安全な原料を調達するためにトマトなどの「契約栽培」に取り組んでいます。日本の農業との共存共栄を図る「契約栽培」は、まず作付け前に農家の方々と全量を買い入れる契約を結びます。その後、フィールドパーソンと呼ばれる担当者が契約農家の畑を巡回し、カゴメ独自のきめ細かな栽培指導をはじめ、トマトの生育状態にあわせて的確なアドバイスを行っています。「契約栽培」を行うことで、農家の方にとっては廃棄の無駄や価格変動という不安がなくなり、高品質の原料を作ることに専念できます。同時に、高齢化する日本の農家において経験の浅い若手農家の育成にもつながります。

世界80カ国以上で種子育苗事業を展開

カゴメは2013年11月、トマトと野菜の非遺伝子組み換え種子を自社開発し、アメリカを中心に80カ国以上もの市場で販売事業を展開している米国の種苗会社ユナイテッド・ジェネティクス社を子会社化しました。これにより、種子を起点としたカゴメのトマト事業は世界中に拡大。種子から原料、加工、販売までワンストップで価値を創造するカゴメ独自の垂直統合型ビジネスと世界各地に広がる水平方向の拠点を武器にグローバル化がいっそう加速します。