労働慣行 雇用の維持と多様な働き方の尊重労働慣行 雇用の維持と多様な働き方の尊重

雇用の維持と多様な働き方の尊重

人事に関する基本的な考え方

グローバルHRポリシー
  • (1)カゴメには110年あまりの歴史を通して、人を大切にするという基本原則がある
  • (2)カゴメで働く人たちは、カゴメグループの最も重要なステークホルダーである
  • (3)マネジメント・ポリシーや仕組みを作るためにはツールが必要
    • ①ジョブ・グレード
    • ②評価の仕組み
    • ③サクセッション・プラン・プログラム(後継者育成プログラム)

この3つが重要な共通のツールとなり判断の基準となる
※HR:Human Resources

カゴメグループは、2013年度より、従業員の多様化する働き方に対応するため「グローバル人事制度」の仕組みづくりを進めています。この制度は、全世界の従業員が自分に合うキャリアを自分で選択するテーラーメイド型の人事制度で、世界中どこにいてどんな仕事をしようとも公平な基準で評価され構成な処遇を受ける事ができることを目指しています。「『年功型』から『職務型』等級制度への移行(Pay for Job)」、「より業績/評価と連動した報酬制度への改革(Pay for Performance)」、「メリハリを付けた明確な処遇の実現(Pay for Differentiation)」を通じて、日本企業特有の年功的要素をなくしていきます。
カゴメグループ「グローバルHRポリシー」にもとづき、これまで以下のような制度を導入・施行しています。

  • ①2013年7月より「取締役評価・報酬制度」を施行。取締役の報酬構成において変動報酬の割合が増え、業績に連動して負う責任の割合を以前より厚くしています。
  • ②2014年7月より①の考え方を拡充し、「執行役員・コミットメントスタッフ評価・報酬制度」を施行。
  • ③2014年7月より「グローバル・ジョブ・グレード」を取締役・役員・コミットメントスタッフ職に施行。職務の大きさと市場価値を考慮してグレードを設定し、そのグレードに応じて各種の人事施策を行う制度です。
  • ④2015年度4月より③の考え方を拡充し、「グローバル・ジョブ・グレード」を課長職に施行するとともに、①②に連動する形で「課長職評価・報酬制度を施行。
  • ⑤2016年4月より、取締役・役員マネジメント研修、ならびに、役員やコミットメントスタッフへのアセスメントとフィードバック研修を実施。

カゴメにおいて期待される役割や行動に即して、意思決定・組織マネジメントに携わる層の目線を引き上げながら、組織としてのさらなる成長を担保するための仕組みを実施しています。今後さらに、カゴメグループ共通の育成・登用等の施策の実施を目指していきます。

公正・公平な雇用条件と制度

カゴメは、国籍・信条・性別・社会的身分によって差別することなく、従業員同士が多様な価値観を認め合い、個々の従業員が持てる能力を最大限発揮できることが大切であると考えています。
その一環として、多様な働き方やライフプランを尊重し、「在宅勤務制度」、「自己都合退職者の再雇用制度」や「育児短時間勤務制度」などの整備・拡充を推進しています。
社内イントラネットでは、仕事と家庭のバランスを保ち、活き活きとした生活を送りたい方を応援することを目的に、出産・育児・介護といった家庭生活に対する、支援策や手続き方法、情報などを取りまとめた出産・育児期の従業員向けの「仕事と家庭の両立支援サイト」を開設しています。
また「開かれた企業」の理念のもと、多様な人材を採用できるよう、新卒/既卒に限らず門戸を開き、候補者一人ひとりの個性や持ち味を活かしていただく機会を大切にしています。

新卒採用実績推移
新卒採用実績推移
■雇用状況の推移(カゴメ)
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
正社員数 男性 1,197 1,198 1,212 1,197 1,260 1,251 1,206
女性 346 344 353 364 384 390 364
1,543 1,542 1,565 1,561 1,644 1,641 1,570
平均年齢 40.0 40.2 40.3 40.1 40.6 40.8 40.9
離職率 1.0 1.3 0.9 0.7 1.3 1.5 1.4

※正社員数、平均年齢は、有価証券報告書の数値
※離職率は、自己都合退職者の率

■地域別従業員数の推移(カゴメグループ)
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
日本 正社員 1,672 1,670 1,687 1,689 1,779 1,774 1,771
臨時雇用 980 1,029 1,007 1,019 1,030 1,004 1,013
米国 正社員 59 56 56 165 164 356 406
臨時雇用 265 239 249 297 312 311 699
欧州 正社員 37 81 163 204 200 211 222
臨時雇用 119 73 253 286 137 144 283
アジア 正社員 244 259 268 256 188 190 148
臨時雇用 22 76 50 42 49 52 49
オセアニア 正社員 33 35 35 35 37 38 74
臨時雇用 67 51 2 2 2 2 85

自己都合退職者の再雇用制度

カゴメでは、仕事と家庭の両立支援強化の一環として、自己都合で退職した従業員を再び受け入れる「自己都合退職者の再雇用制度」を2006年から導入しています。
この制度は、結婚や配偶者の転勤などの事由のほか、他社への転職者も含む自己都合退職者すべてを対象としており、全国の事業所で人員の需要が発生した際に、事前に登録した退職者から希望者を募集し、キャリアを考慮し期間契約社員として再雇用する制度です。
2017年5月末現在、98名が登録しており、これまでに11名が再雇用され、内5名が現在在籍しています。

育児支援

カゴメでは、仕事と育児の両立を目指す従業員を支援するため、「育児短時間勤務制度」を整備しています。子どもを持つ従業員は、子どもが小学校3年の年度末まで、1日2時間を上限に労働時間を短縮することができます。
2016年度は46名、2017年度は5月末までに17名が新たにこの制度を利用しています。
※年度は4-3月

仕事と家庭の両立支援サイト
仕事と家庭の両立支援サイト

定年退職者の再雇用

カゴメでは、定年退職者の高いスキルや豊富な経験を十分に活用するとともに、退職者に働きがいを持って勤務してもらうことを目的に、2006年度から「定年退職者の再雇用制度」の上限年齢を65歳としています。
通常は年金を前提としないフルタイム勤務の形態で再雇用していますが、市場価値の高い方については、市場価値型の処遇にて雇用し、また、業務特性によっては、勤務時間を通常の3/5にして雇用する形も用意しております。
再雇用希望者は定年退職者の約8割で、2017年5月末現在、92名を再雇用しています。

障がい者の雇用

カゴメの東京本社をはじめ各支店、工場など、様々な職場で多くの障がい者が勤務しています。
2010年度以降、カゴメの障がい者雇用率は、法定雇用率である2.0%(2012年度までは1.8%)を上回っています。

障がい者雇用率年度平均の推移
障がい者雇用率年度平均の推移