多様な人材の尊重と働き方の進化

イノベーションを生み出す組織づくりの一つとして人材の多様性を推進しております。
また従業員一人ひとりが持てる能力を最大限発揮できるように、「働きやすく、働きがいのある会社」を目指しています。

多様な人材の尊重

公正・公平な雇用条件と制度

カゴメグループは、国籍・民族・人種・信条・思想・宗教・性別・性的指向・障害・年齢・社会的身分によって差別することなく、従業員同士が多様な価値観を認め合い、個々の従業員が持てる能力を最大限発揮できることが大切であると考えています。また、最低賃金及び同一労働・同一賃金を遵守し、公正な待遇の実現に取り組んでいます。
の一環としてカゴメでは、多様な働き方やライフプランを尊重し、「フレックスタイム勤務制度」や「テレワーク勤務制度」、「育児短時間勤務制度」、「自己都合退職者の再雇用制度」などの整備・拡充を推進しています。社内イントラネットでは、仕事と家庭のバランスを保ち、活き活きとした生活を送りたい方を応援することを目的に、出産・育児・介護といった家庭生活に対する、支援策や手続き方法、情報などを取りまとめた「仕事と家庭の両立支援サイト」を開設しています。

キャリア採用(キャリア登録制度)

新卒採用の他、キャリア採用も積極的に進めています。
2020年にHPにキャリア採用者向け登録サイトを新設して、社内では習得できない「職務経験」「スキル・知識」「能力」を備えた人材を、
柔軟かつスピーディーに採用できる体制を整えました。

定年退職者の再雇用

定年退職者の高いスキルや豊富な経験を十分に活用するとともに、働きがいを持って勤務してもらうことを目的に、
「定年退職者の再雇用制度」を整備しています。
フルタイム勤務の形態で再雇用する一般契約型に加え、週3日勤務や専門職型などの個別契約型を準備し、
最長で70歳まで契約延長可能な形態で雇用しています。
再雇用希望者は定年退職者の約9割で、2023年5月末現在、83名を再雇用しています。

自己都合退職者の再雇用制度

仕事と家庭の両立支援強化の一環として、自己都合で退職した従業員を再び受け入れる「自己都合退職者の再雇用制度」を2006年に導入しました。
この制度は、結婚や配偶者の転勤などの事由のほか、他社への転職者も含む自己都合退職者すべてを対象としており、全国の事業所で人員の需要が発生した際に、事前に登録した退職者から希望者を募集し、キャリアを考慮し期間契約社員として再雇用する制度です。
2023年5月末現在、140名が登録しており、これまでに14名が再雇用され、内8名が現在在籍しています。

障がい者の雇用

東京本社をはじめ各支店、工場など、様々な職場で障がいをもつ社員が勤務しています。
障がい者の雇用を促進するために、職域の拡大にも取り組んでおります。2022年の障がい者雇用率は2.89%と法定雇用率を満たしています。

SOGI(性的指向と性自認)の尊重

2022年4月より、これまで法律婚を前提としていた福利厚生等の社内制度について、同性間・異性間を問わず事実婚関係にある従業員も利用できるようにしました。また、社内外にSOGIに関する専門相談窓口を設置するとともに、社内での理解啓発活動を継続して進めていきます。

働き方の進化

育児短時間勤務制度

子どもを持つ従業員は、子どもが小学校3年の年度末まで、1日2時間を上限に労働時間を短縮することができます。
2023年5月末時点で84名が育児短時間勤務制度を利用しています。
※2022年(1月~12月)に新たに育児休業を取得した従業員は51名(男性24名、女性27名)でした。

テレワーク勤務制度/フレックスタイム勤務制度

従業員の労働生産性向上とワークライフバランスの支援です。

地域カード

育児、配偶者との同居、不妊治療を理由として、従業員が働く「地域」を柔軟に選択できる制度です。

副業制度

自らの働き方を見直したことにより生まれた可処分時間を副業に使うことを認めています。
副業により、従業員が自立したキャリアを構築することと、社外での学びや経験をカゴメでの業務へ活かすことを期待しています。

野菜を好きになる保育園 ベジ・キッズ

子育て期の社員がキャリア形成や仕事と育児の両立に不安を感じることなく、安心して働ける環境づくりを目的として、東京本社(東京都中央区)の近隣に、「野菜を好きになる保育園 ベジ・キッズ」を開設しました。
ベジ・キッズでは、心身の発達の基盤が形成される乳幼児期に、基本的な保育とともに、食育を日常的に行い、食べることの大切さを伝えていきます。また味覚形成にも大きな影響を与えるこの時期に、野菜の栽培や調理のお手伝いなど「野菜と触れ合える食育」を行うことで、野菜のおいしさ、楽しさ、大切さを伝えています。