ニュースリリース ニュースリリース

麦茶に血流促進効果を確認

1999年11月19日

カゴメ株式会社総合研究所(栃木県西那須野町)は、農林水産省食品総合研究所上席研究官、菊池佑二先生との共同研究において、麦茶の飲用により血液を流れやすくする(サラサラにする)効果が期待できることを確認いたしました。この研究内容は、1999年11月19日に東京において開催されました第6回ヘモレオロジー研究会において発表いたしました。
麦茶飲料前、飲用1時間後の血液流動性 この研究は、血液流動性の評価装置(MC-FAN、食総研菊池先生考案)を用いて行ないました。この装置は、半導体に用いられるシリコンチップ上に幅6mmの微細な溝を並列に作成することで擬似毛細血管を作成し、そこに血液を流して一定量の血液が流れるのに要する時間を計測することで、血液の流れやすさを測定するものです。つまり、一定量の血液が通過するのに要する時間が短いほど、血液が流れやすい(サラサラしている)といえます。
 健康な男性のボランティア5名を被験者として、麦茶(カゴメ「六条麦茶」)を飲む前と、250ccの麦茶を飲用して1時間後の2回採血を行ない、それぞれの血液の流れやすさを上記装置を用いて評価しました。その結果、100mlの血液が通過するのに要した時間は、飲用前には平均で40.3秒であったものが、飲用1時間後には36.8秒に短縮されました(別図参照)。飲用後において、通過時間が長くなった被験者はなく、麦茶の飲用によって血液が流れやすくなると考えられました。ただし、水を飲用した場合では変化はありません。
 次いで、麦茶の中のどのような成分が血液の流動性向上に寄与しているかを評価する目的で、分子量5000以下の低分子部分を抽出し、それを生理食塩水で3倍に希釈した後、採取した血液中に1%だけ加えて流動性を評価しました。その結果、飲用した場合と同様に血液の通過時間が短縮されたことから、麦茶中の何らかの低分子物質が血液を流れやすくしていると推測されます。
 今後、どのようなメカニズムで麦茶が血液を流れやすくするのかという点について、さらに研究を進めて参ります。
参考資料
麦茶に期待する価値(カゴメ調査より)
 麦茶はウーロン茶やブレンド茶とは明らかに受容性が異なり、「飽きのこない香ばしさ」「単一素材のシンプルな味」「安心して飲める自然飲料」「すっきりした飲みやすさ」といった点で評価されています。

麦茶に期待する価値
麦茶の市場とシェア
 麦茶飲料(リキッド)の世帯購入量はここ数年着実な伸長を続けており、今後も更に成長が期待できます。麦茶のシェアを見ると、当社は96年で44%、97年45%、98年には50%と年々大きくなっており、麦茶の定番としてカゴメ六条麦茶をご支持いただいております。
麦茶 2人以上普通世帯における購入量
カゴメ六条麦茶とは
 麦茶のおいしさを構成する「原料」「焙煎方法」「抽出条件」「製法」の4つの要素でこだわり、おいしさをお届けしています。
 「原料」:うまみの豊富な「六条大麦」だけを使用
 「焙煎」:香ばしさの秘密、独自の「釜炒りふっくら焙煎」
 「抽出」:最適な温度と時間で「すっきり抽出」
 「製法」:「無菌低温充填」でおいしさをそのままに