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日本初、高機能ガラスによるトマト栽培温室の共同開発について ~加太菜園にて新開発の高機能ガラスを実地検証。 日本板硝子、鹿島建設、カゴメ3社共同で~

2005年12月6日

 カゴメ株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:喜岡浩二、以下 カゴメ)は、日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、社長執行役員:藤本 勝司)、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村満義)と共同で、高機能ガラスを使用したトマト栽培用大型温室の開発に着手しましたので以下の通りお知らせします。
 
 
従来のビニール温室、あるいはフロート板ガラスを使用した温室では、冬季の夜間には暖房エネルギーが必要となり、そのための多額な暖房コストが必要となりますが、今回の共同開発は、省エネルギー効果の高い高機能ガラスの使用による暖房エネルギーの大幅な削減を狙ったものであります。

また、省エネルギーを目的とした大型のガラス温室の事例としては、今回が日本で初めての取り組みとなります。

今回使用予定のガラスは、既に一部のビルや住宅等の建物に使用されている低放射ガラス(LOWーEガラス)をベースとしたもので、これによってトマトの生育を左右する可視光線の透過率を維持しつつ、暖房エネルギーを大きく削減できる見通しです。今回の共同開発でのシミュレーションの試算結果では、最大で約35%の省エネ効果が得られております。

折しも、昨今の世界的な原油価格の高騰によって、LPGをはじめとする暖房用燃料はここ数年の間に2倍近い価格水準にまで達しており、温室での冬季栽培を行う農業生産者にとって多大な費用負担となっております。

今回の共同開発によって得られる成果は、コスト削減メリットと同時に、地球環境保全の観点から、エネルギーの使用量を大幅に削減できるエコロジーメリットも期待出来ます。

なお、この高機能ガラスは、カゴメが事業展開している和歌山県の加太菜園において、約2,000mmが使用されており、現在、効果測定の実証実験を行っております。今後はこの実験によって得られた効果をもとに、さらなる展開を見据えた共同開発を推進していく予定です。