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カゴメ、「社会・環境報告書」を発行

2006年3月8日

 カゴメ株式会社(社長:喜岡浩二)は、従来の環境報告書を改め、企業の社会的な活動と環境問題への取り組みをまとめた「カゴメ社会・環境報告書」を発行しました。
 本報告書は、社会活動報告と環境活動報告の2部構成とし、社会活動報告はお客様・株主・従業員への責任について2005年11月までの活動を、環境活動報告は原料から製品まで、生産の各過程における環境への取り組みについて2004年度(2004年4月〜2005年3月)の活動を中心に記載をしています。なお、環境データについては、継続性の視点から2000年からの情報も開示しています。
 カゴメでは、今後も「開かれた企業」の実現に向けて、企業活動に関係する全ての方々に対し、誠実に情報を公開し、企業としての説明責任を果たして参ります。
 
報告書の主な内容
1 社会的取り組み活動について

  古くは1964年より開始している食育支援活動を特集として紹介。このうち、34年間継続し観客動員数が延べ300万人突破した「カゴメ劇場」と13年間継続し延べ10万人以上の小学生が参加した「食の冒険グランプリ」をトピックスとして詳しく報告しています。

2 社会活動報告

  お客様、株主、従業員への責任を報告しています。
 ・お客様への責任:安全で安心な商品提供ために原料調達段階からの取り組み等を紹介。
 ・株主への責任:経営監視も目的とした株主10万人体制を予定より1年半早く達成、利益配分政策と
  して配当性向25%等を紹介。
 ・従業員の責任:2006年度に導入する食品上場企業初の65歳フルタイム雇用や従業員の自主キャ
  リアプラン推進ための5つの研修・制度等を紹介。

3 環境活動報告

  2004〜2006年度を対象とした第二期中期環境計画を開示。今回から子会社のカゴメラビオの生産 情報についても記載しています。また、2005年から参加したチーム・マイナス6%についても報告しています。

・生産面 : CO2排出量は、那須工場のコージェネレーションシステムの稼動などにより生産量当り排出
        量113.3kg/kl と3.4%削減。電力使用量は、工程改善努力に伴い1.5%削減。
        生産余剰物は生産量当り3.7%の削減し2006年度達成計画(3%)を達成したため、
        現在更に5%の削減を目指し取り組み中。植物性余剰物・汚泥の再資源化は自社6工場
        100%を維持。また、2005年度中にはラビオ工場も加え国内全工場でゼロエミッション
        達成の見込みです。
・物流面 : モーダルシフトの取り組みが評価され、エコレールマークの第1回認定企業に選出。共同
        配送地域に、新たに北海道を加え、国内面積の66%(11%拡大)が共同配送対象エリア
        となりました。