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カゴメ、子どもの野菜摂取に関する調査を実施 ◆好きな野菜の上位は、1位「さつまいも」 2位「えだまめ」 3位「じゃがいも」 ◆嫌いな野菜の克服のきっかけは、「調理技術による工夫」よりも、 「楽しい食卓の演出」や「栽培・収穫体験」

2008年8月19日



カゴメ株式会社(社長:喜岡浩二)は、食育支援活動の一環として、「カゴメ劇場(※)」ホームページ上において、子どもの野菜摂取に関するアンケート調査を実施いたしました。
この調査は、子どもの野菜摂取に関する実態や保護者の意識、また、嫌いな野菜の克服方法を明らかにすることを目的としています。

【調査概要】
■調査期間 :2008年4月1日〜6月20日
■対   象 :全国の幼児・児童(主に3〜7歳)を持つ保護者
■方   法 :インターネットによるアンケート回答方式
■有効回答数 :3,863件

 今回の調査で、「野菜が好き」と回答したのは、子どもが45.5%、母親は82.2%を占め、保護者の野菜への苦手意識はほとんど見られませんでした。また、「野菜が嫌い」と回答した母親(N = 180)の子どもは77.3%が母親と同様「野菜が嫌い」と回答し、子供の野菜嫌いは、母親の野菜嗜好に影響を受けている傾向が見られました。具体的な「好きな野菜」の1位は、子どもが「さつまいも」、母親が「えだまめ」、一方「嫌いな野菜」1位は、子どもが「ピーマン」、母親は「オクラ」という結果となりました。
 野菜の好き嫌いを克服したきっかけは、"おいしいよ、体にいいよ"などの「声かけをする」が16.6%、"家族や友人が食べているのを見て"などの「共食」が15.3%、"キャラクターを使う""歌をうたう"などの「演出」が10.2%と、食事中のコミュニケーションや楽しい食卓の演出が多く挙げられました。また、野菜の「栽培」「収穫体験」も14.2%と、上位に挙げられ、"細かく刻む""分からないように混ぜる"等の調理技術による工夫よりも、楽しい食卓の雰囲気づくりや、食への興味・理解促進を心がけることが、野菜の好き嫌い克服のきっかけとなることが分かりました。

※ カゴメ劇場は、カゴメ食育支援活動の一環として1972年より毎年夏休みに実施する「食」をテーマにした幼児対象のぬいぐるみミュージカルです。本年は、全国18会場にて約68,000人を無料招待し、過去36年間の延べ来場者数は310万人を超えました。

<参考資料>
子どもの野菜摂取に関する調査報告書