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企業情報トップ> ニュースリリース> 2008年 > ブロッコリースプラウトエキスが 急性肝障害を抑制することを確認 ーカゴメ、静岡大学の共同研究ー

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2008

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カゴメ株式会社からのニュースリリースです。
掲載された情報は発表当時のものです。価格などは変更される場合があります。

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2008年9月3日 研究

ブロッコリースプラウトエキスが 急性肝障害を抑制することを確認 ーカゴメ、静岡大学の共同研究ー



 カゴメ株式会社経営企画本部総合研究所(栃木県那須塩原市)は、静岡大学(杉山公男教授)との共同研究で、ブロッコリースプラウトを熱水で抽出したブロッコリースプラウトエキスに急性肝障害を抑制する効果があることを、動物を用いた試験で確認しました。
 なお、本研究内容は日本食品科学工学会 第55回大会(9月5日〜7日、京都大学)において発表致します。


■共同研究者 静岡大学 杉山公男教授のコメント

 これまでにアブラナ科野菜の摂取ががん予防に有効であるという研究が多く報告されていますが、本研究ではブロッコリースプラウトの熱水抽出物を摂取することで、急性肝障害を抑制する効果があることがわかりました。また、今回の結果からブロッコリースプラウトを摂取することで肝臓の解毒作用が高まり、肝臓を障害から守ることが期待できます。
 これはブロッコリーなどのアブラナ科野菜をはじめとした野菜を、日常的に摂取することが疾病予防に重要であることを再認識させるものです。


■研究の背景

 野菜、特にブロッコリー、キャベツ、芽キャベツなどのアブラナ科野菜の摂取が、がんの発症率低下に寄与することが知られています。特にブロッコリーには、発がん物質などの無毒化に関与する酵素(以下、解毒酵素)を誘導する成分や、抗酸化作用を示す成分が豊富に含まれていることが報告されています。ブロッコリーに含まれる解毒酵素の誘導に関わる主要な成分として、イソチオシアネートの一種であるスルフォラファンが知られており、この成分ががん予防に寄与していると考えられています。一方、体内に取り込まれた発がん物質などの有害物質は血液を介して肝臓に集められ、解毒されることが知られています。
 そこで今回、ブロッコリーが有する解毒酵素の誘導作用に着目し、ブロッコリーを摂取することで肝臓への障害を予防できるかについて評価しました。


■研究概要

≪目的≫
 肝臓は生体内で解毒、栄養成分の代謝などに中心的な役割を果たしています。また、肝臓は過剰な薬物やアルコールの摂取、ウイルスの感染などによって肝障害を引き起こすことが知られています。今回、薬剤性の急性肝障害モデルとしてアセトアミノフェン(以下、AAP)を投与する試験を、ウイルス性の急性肝障害モデルとしてD-ガラクトサミン(以下、GalN)を投与する試験を行い、ブロッコリーを摂取することでそれぞれの急性肝障害を抑制することができるかについて評価しました。
なお、試験に用いるブロッコリーにはスルフォラファンを多く含むブロッコリースプラウトを、熱水で抽出したブロッコリースプラウトエキス(以下、BS)を用いました。 


≪試験の方法≫
 ラットに通常飼料またはそれにBSを混ぜた飼料(以下、BS飼料)を10日間摂取させ、その後AAPまたはGalNを投与し、急性肝障害を誘導しました。

表1.動物の群分け

<AAP投与による急性肝障害モデルを用いた試験>
1通常飼料を摂取させ、AAPを投与しない群(以下、コントロール群)
2通常飼料を摂取させ、AAPを投与する群(以下、AAP群)
3BS飼料を摂取させ、AAPを投与する群(以下、AAP+BS群)
<GalN投与による急性肝障害モデルを用いた試験>
1通常飼料を摂取させ、GalNを投与しない群(以下、コントロール群)
2通常飼料を摂取させ、GalNを投与する群(以下、GalN群)
3BS飼料を摂取させ、GalNを投与する群(以下、GalN+BS群)

 BSの急性肝障害抑制作用については、薬剤投与後に採血と肝臓の摘出を行い、肝障害マーカーであるアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(以下、AST)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(以下、ALT)の血清中濃度および肝臓中の解毒酵素の活性などを測定することで検討しました。


≪結果≫
<AAP投与による急性肝障害モデルを用いた試験>
 図1は、血清中の肝障害マーカーを測定した結果です。今回測定したAST、ALTの酵素活性は、急性肝障害が起こると上昇することが知られています。AST、ALTともにコントロール群と比較して、AAP群で酵素活性が有意に上昇しており、AAPにより急性肝障害が誘導されたことが分かりました。一方で、AAP+BS群ではAAP群と比較して、酵素活性が有意に低下していました。このことからBSを摂取することでAAPにより誘導される急性肝障害を抑制することが明らかとなりました。


1)血清中AST値
2)血清中ALT値

コントロールを1として相対値で示したMeans±S.D. Tukey-Kramer test p<0.05異なる文字間に有意差あり>
【図1.肝障害マーカーに与える影響】



コントロールを1として相対値で示したMeans±S.D. Tukey-Kramer test p<0.05異なる文字間に有意差あり

【図2.解毒酵素(グルタチオン-S-トランスフェラーゼ)に与える影響】


 図3は、肝臓中の総グルタチオン量を測定した結果です。総グルタチオン量は肝障害が起こると、減少することが知られています。総グルタチオン量はコントロール群と比較してAAP群で有意に減少し、AAPにより総グルタチオン量が減少していることがわかりました。一方で、AAP群と比較してAAP+BS群では有意に低下を抑制していました。このことから、BSを摂取することで、総グルタチオン量の減少が抑えられることが明らかとなりました。


コントロールを1として相対値で示したMeans±S.D. Tukey-Kramer test p<0.05異なる文字間に有意差あり

【図3.総グルタチオン量に与える影響】


<GalN投与による急性肝障害モデルを用いた試験>
 図4は急性肝障害を誘導する薬剤としてGalNを用いた場合の、肝障害マーカーを測定した結果です。AST、ALTともにコントロール群と比較して、GalN群で酵素活性が有意に上昇しており、GalNにより急性肝障害が誘導されたことが分かりました。一方でGalN+BS群ではGalN群と比較して、酵素活性が有意に低下していました。このことからBSを摂取することでGalNにより誘導される急性肝障害を抑制することが明らかとなりました。

1)血清中AST値
2)血清中ALT値
  コントロールを1として相対値で示したMeans±S.D. Tukey-Kramer test p<0.05異なる文字間に有意差あり

【図4.肝障害マーカーに与える影響】


≪まとめ≫
  このようにブロッコリースプラウトエキスにはアセトアミノフェンにより誘導される薬剤性の急性肝障害およびD-ガラクトサミンにより誘導されるウイルス性の急性肝障害を抑制する作用があることが明らかとなりました。また、そのメカニズムとして解毒酵素が誘導され、体内で解毒する作用が高まることで肝障害を抑制していることが考えられました。
以上より、ブロッコリースプラウトには急性肝障害を抑制する作用が期待できます。


■用語の説明

イソチオシアネート
アブラナ科の野菜に多く含まれる成分。植物体の中では糖と結合したグルコシノレートとして存在しています。植物体が傷つくと細胞内の酵素(ミロシナーゼ)がグルコシノレートを加水分解してイソチオシネートを遊離します。
イソチオシアネートについては抗がん作用に関する研究例が多く、アメリカ国立がん研究所でまとめられた「デザイナーズフーズ・プログラム」というプロジェクトでも、がん予防に効果が期待できる食品としてアブラナ科野菜が上位に位置付けられております。

肝障害マーカー
肝臓が障害を受けたときに血液中に増加してくる成分。肝機能検査として、検診や人間ドックで検査される項目の一つです。今回の試験には2つの肝障害マーカーを用いました。一つはASTで、これはアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼという酵素の略称です。この酵素はアミノ酸の代謝に関わり、ほとんどの臓器・組織・細胞に存在しています。外傷や細菌・ウイルスなどの感染で組織が破壊されると、細胞中の酵素が血液中に漏れ出します。
もう一つの肝障害マーカーはALTで、これはアラニンアミノトランスフェラーゼという酵素の略称です。この酵素もアミノ酸の代謝に関わる酵素で、主に肝臓に多く含まれます。肝臓がウイルス感染や薬物、あるいはがんなどのために破壊されると、血液中に漏れ出てきます。

総グルタチオン
グルタチオンは細胞内の主要な抗酸化成分であり、また、毒物などを細胞外に排出することで、細胞を内的・外的な環境の変化から守る役割を果たしています。そのため細胞中のグルタチオン量が大きく減少すると細胞に障害が起こります。
グルタチオンには還元型と酸化型が存在しますが、今回の試験の総グルタチオン量は還元型、酸化型を併せた値です。また、グルタチオンは今回、解毒酵素として測定したグルタチオン-S-トランスフェラーゼが発がん物質などの無毒化の際に基質となる成分でもあります。

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