2010年10月21日
カゴメ株式会社(社長:西秀訓)は、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議、開催地:名古屋)会場に隣接した白鳥公園で実施されている「生物多様性交流フェア」に、2010年10月23日(土)から 29日(金)までの7日間にわたりブース出展いたします。 カゴメは、1899年の創業以来、農業に立脚した事業を展開してきました。2000年には、創業者である蟹江一太郎が、経営者として最後に到達した境地である「感謝」、カゴメの商品づくりや提供価値の源泉である「自然」、人や社会に対してありたい姿としての「開かれた企業」の3つの言葉を企業理念と制定しました。今後も、農家の方々と共に農地の生態系維持や生物多様性保全に取り組んでまいります。 <展示期間> 2010年10月23日(土)~10月29日(金) <カゴメブースについて> ブースにはパネルやディスプレーを設置し、弊社の取組みをご紹介します。また、期間中は弊社社員が常駐し、展示パネルについて説明させていただきます。 <展示内容(抜粋)> 1.契約栽培について 国内の加工用トマトは、100年以上前から"契約栽培"という方法で生産しています。カゴメは、契約している農家の方への栽培指導や、全量買い上げることで経済性を安定させ、農家のみなさまがトマト栽培を続けやすい状態をつくっています。契約栽培では、『安心・安全』と『環境』に配慮した栽培方針のもとで、栽培する土壌の土作りから指導し、化学農薬や化学肥料をできるだけ使わないような原料トマトの生産をおこなっています。 これは、土壌の環境を適正に保ち、生物多様性の維持にもつながっています。 2.遺伝資源の維持と活用 トマトの種子は全世界で1万種以上もあると言われています。カゴメでは、約7,500種類の種子を保管しています。種子は、年数が経過すると発芽率が悪くなるため、順次更新(種を発芽させ、 新しく種子を採取、保存すること)が必要になります。 カゴメでは、貴重な遺伝資源を絶やさないように維持すると共に、一部については公的機関に 提供するなど、ジーンバンクのような役割も持っています。 3.外来種の蜂の使用禁止 カゴメでは、1998年から生鮮トマト事業を展開しています。 大型のガラス温室で生産する方式をとっていますが、受粉のために蜂を使用しています。その蜂について、従来使用していた外来種から在来種(日本に生息するもの)に、法令制定(2006年)に先駆けて2004年5月から切り替えました。 |