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企業情報トップ> ニュースリリース> 2010年 > ラブレ菌に過敏性腸症候群(IBS)の症状を改善する効果が期待 〜カゴメ、近畿大学医学部堺病院の共同研究〜

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2010

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カゴメ株式会社からのニュースリリースです。
掲載された情報は発表当時のものです。価格などは変更される場合があります。

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2010年10月19日 研究

ラブレ菌に過敏性腸症候群(IBS)の症状を改善する効果が期待 〜カゴメ、近畿大学医学部堺病院の共同研究〜

 

カゴメ株式会社(社長:西秀訓)と近畿大学医学部堺病院(大阪府堺市)は、Lactobacillus brevis KB290(以下、ラブレ菌)の過敏性腸症候群(以下IBS)への有効性について試験を実施し、ラブレ菌の摂取によりIBSの症状が改善することを明らかにしました。

なお、本研究結果は、3rd ASM Conference on Beneficial Microbes(第3回アメリカ微生物学会・有用微生物会議 2010年10月25〜29日、ハイアットリージェンシー・マイアミ[米国])において発表いたします。

■研究の背景
IBSは、下痢や便秘を繰り返す腸の病気です。IBSの病因について詳しいことはまだ分かっていませんが、ストレスや環境、腸内菌叢の乱れが関係していると考えられています。ラブレ菌は便通改善効果と腸内菌叢改善効果があるプロバイオティクスであることが明らかになっているため、我々は、IBSの症状に対して効果があると考えました。そこで、小児を含むIBS患者に対して、ラブレ菌の有効性を明らかにするヒト試験を行いました。

■共同研究者(近畿大学医学部堺病院 村上佳津美医師)のコメント
IBSは、日本人の10〜20%が罹患していると考えられており、小児の患者も多いため、小児心身医療において大きな問題となっています。ラブレ菌を摂取することで、IBSの症状緩和をすることができれば、多くの患者にとって有意義であると考えています。

■研究概要
≪目的≫
ラブレ菌摂取によるIBSの症状への影響と共に、病因の一つと考えられている腸内菌叢に及ぼす影響を明らかにすることを目的としました。

≪試験方法≫
・被験者
IBSと診断された6歳以上の男女(35名)

・試験デザイン
プラセボ対照2重盲検クロスオーバー試験

・試験食品
被験食品には、生きたラブレ菌を製造時に100億個以上含むカプセルを、プラセボ食品には、ラブレ菌を含まないカプセルを使用。
試験食品は、1日に1カプセルを朝昼晩いずれかの食後に摂取。

・評価項目
IBSの症状として腹痛の発症回数と下痢や便秘の状況(排便回数、便性状)を日誌にて調査。また、便を採取し、糞便内菌叢を調査した。

・試験スケジュール
試験は図1のスケジュールで実施。
図1. 試験スケジュール
図1. 試験スケジュール


≪結果≫
・解析対象者数
図1のスケジュールを全て完了した23名(年齢:16±11歳)、男性10名、女性13名)で 解析しました。

・IBSの症状
腹痛の発症回数は、被験食品摂取期間では他の期間(摂取前観察期間、ウォッシュアウト期間、プラセボ食品摂取期間)と比べて有意に小数でした(図2)。排便回数は、各期間で違いはありませんでしたが、便性状は、被験食品摂取期間では他の期間よりも水状、ドロ状といった下痢の出現頻度が低くなり、正常な便とされるバナナ状の出現頻度が高いものでした(図3)。

図2. 腹痛の発症回数
図2. 腹痛の発症回数
n=23, -:平均値, *: p<0.05(Wilcoxon符号和順位検定、Bonferroniの補正)


図3. 各性状の便の出現頻度
図3. 各性状の便の出現頻度
n=23,

・糞便内菌叢
被験食品摂取期間では、他の期間と比べてClostoridiumu属(悪玉菌) の割合が少なく、Bifidobacteriumu属(善玉菌)の割合が多い傾向がありました(図4, 5)。

図4. 糞便中のClostridium属の割合
図4. 糞便中のClostridium属の割合
n=20, -:平均値, *: p<0.05(対応のあるt検定、Bonferroniの補正)


図5. 糞便中のBifidobacterium属の割合
図5. 糞便中のBifidobacterium属の割合
n=20, -:平均値,

≪まとめ≫
今回、ラブレ菌を摂取した期間では、腹痛や下痢といったIBSの症状が改善しており、悪玉菌が少なく、善玉菌が多い腸内菌叢に改善していたことから、ラブレ菌を摂取することで整腸作用を介してIBSの症状が改善することが期待されます。



■用語の説明

ラブレ菌
学名 Lactobacillus brevis KB290 → 通称、ラブレ菌
京都の漬物「すぐき」から(財)ルイ・パストゥール医学研究センター(京都)で分離された乳酸菌で、その整腸作用に着目し、研究を進めています。

過敏性腸症候群(IBS)
月に3日以上の腹痛や腹部不快感を伴う、下痢や便秘を繰り返す病気です。病因は、ストレス、社会環境、感染症に罹った経験、腸内菌叢の乱れなどが考えられていますが、詳しいことは分かっていません。今回は、消化器の病気の世界的な診断基準であるRome3基準に則ってIBSと診断された患者に試験に参加いただきました。

ASM
アメリカ微生物学会(The American Society For Microbiology)の略語です。アメリカで最も大きな微生物学会の一つです。

糞便内菌叢
ヒトの腸内には様々な菌が数多く生息しています。同様に便にも様々な菌が含まれていますが、便に含まれている菌は腸内の菌をある程度反映していると言われています。これらの菌の種類や数などの生態系を菌叢と言います。

プラセボ対照2重盲検クロスオーバー試験
プラセボ対照2重盲検試験は、試験に参加する被験者や研究者の思い込みによる試験結果への影響を除くために、有効性分を含む被験食品と含まないプラセボ食品を用い、被験者がどちらの食品を摂取しているか、被験者と研究者の両者にわからないようにデータの収集を行う試験です。クロスオーバー試験は、被験者の個人差による影響を除くために、各被験者に被験食品とプラセボ食品を交互に摂取してもらい、同じ被験者が被験食品を摂取した時とプラセボ食品を摂取した時のデータを比較する試験方法です。このデザインにより、有効成分の効果をより正確に把握することができます。
今回の試験では、被験者を2つの群に等しく分け、まず、試験食品を摂取する前の状態について観察を行いました(摂取前観察期間)。次に片方の群には被験食品を、もう片方の群にはプラセボ食品を4週間毎日摂取してもらいました(摂取期間1)。次に、4週間試験食品の摂取をやめてもらい、摂取前の状態に戻ってもらいました(ウォッシュアウト期間)。最後に、摂取期間1とは逆の試験食品を4週間毎日摂取してもらいました(摂取期間2)。

遺伝子を用いた菌叢解析手法
便中から遺伝子を抽出し、そこに居る微生物の種類や占める割合を解析することで糞便内菌叢を予測する手法です。

Clostridium属とBifidobacterium属
Clostridium属には、ウェルシュ菌などの「悪玉菌」が含まれており、腸内で便の悪臭の基となる腐敗産物をつくります。Bifidobacterium属は腸内で酢酸や乳酸などをつくり、悪玉菌を減らしたり、腸管の働きを助けたりする「善玉菌」です。



【資料】 学会発表の要旨
【演題名】
Improvement in the irritable bowel syndrome by consumption of Lactobacillus brevis KB290

【発表者】
Yukihiro Nobuta 1), Kastumi Murakami 2), Ryouhei Usui 3), Chizu Habukawa 4), Mustumi Ogawa 5), Takafumi Yakabe 1), Nobuhiro Yajima 1).

1) Kagome Co., Ltd.
2) Kinki university
3) Nasu central hospital
4) National Hospital Organization Minamiwakayama Medical Center
5) Shouwa women university

【抄録】
<Introduction> Irritable bowel syndrome (IBS) is one of the common disorders throughout all age. Recently, it was reported that probiotic therapies were improvement of IBS. Lactobacillus brevis KB290 (KB290) was reported improvement in human bowel function and microflora as a probiotics. Thus, we evaluated the safety of KB290 to healthy adults, and then the efficacy of KB290 to IBS patients.
<Method> A open trial was conducted to evaluate the safety of high dose consumption of KB290 to healthy adults. Twenty-eight healthy adult volunteers were recruited as subjects. Following observation period for one week, subjects consumed a test capsule containing 10^11 cfu of KB290 per day for 2 weeks (consumption period). Subjects completed a daily questionnaire describing bowel movement frequency, fecal shape and health condition. At the beginning of the observation period and at the end of consumption period, subjects were interviewed by medical doctor. Blood samples were collected from subjects and then analyzed hematology and biochemical date.
 A randomized double-blind placebo-controlled cross-over trial was conducted to evaluate an efficacy of KB290 to IBS patients. Twenty-three, 6-37 years old, IBS patients compatible Rome III criteria were randomly divided into two groups. Following observation period for 4 weeks, each group consumed a placebo or a test capsule containing 10^9 cfu of KB290 per day for 4 weeks (First consumption period). For the next 4 weeks, all subjects stopped to consume each capsule. The 4 weeks after that was a repeat of the first consumption period, but exchanged the intake of each capsule. Subjects completed a daily questionnaire describing bowel movement frequency, fecal shape and abdominal pain frequency during the study period. Subjects collected their own fecal samples at the end of each period and reply COOP- chart (Japanese edition). Fecal microflora was analyzed by Terminal restriction fragment length polymorphism (T-RFLP).
<Result> The safety of KB290 on healthy adults; No serious relevant adverse effect and no abnormal value of a blood test were reported in the high dose consumption of KB290. The efficacy of KB290 on IBS patients; Consumption of KB290: (a) decreased the abdominal pains; (b) decreased loose stool and diarrhea, and increased normally stool; (c) decreased Clostridium in the feces. During this study, No relevant adverse effects were reported.
These results suggest that KB290 is safe for high dose consumption and can contribute to improve IBS symptom and intestinal microflora with probiotic properties.

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