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マレーシアにトマト調味料製造販売会社を設立
~ハラル対応を強化し、業務用ユーザーに提供~

2014年9月23日

カゴメ株式会社(社長:寺田直行)は、2014年9月22日(月)、マレーシアの調味料製造販売会社であるLongson Food Products Sdv.Bhd.(代表:Soh Kinn Roo、所在地:クアラルンプール、以下Longson社)、三井物産株式会社(社長:飯島 彰己、以下「三井物産」)と合弁で、業務用ユーザー向けにトマト調味料の生産・販売を行うKagome Longson Sdv.Bhd.を設立することに合意しました。

世界のイスラム教人口は約18億人と言われ、アセアン地域においては、総人口6億人のうち約
47%、2.8億人のイスラム教徒が存在すると言われており、食品市場におけるハラル認証は必要不可欠なものになっています。カゴメグループでは、アメリカ、ヨーロッパの子会社においては、一部商品に関するハラル認証を取得しておりましたが、今回、国を挙げて認証制度に取組んでいるマレーシア(認証機関「JAKIM(ジャキム)」)に新会社を設立することで、ハラル対応を更に強化致します。共同出資する現地法人のLongson社は、マレーシア国内にてチリソース、マヨネーズなどを製造販売し、約4億円の売上高があります。同社工場は、マレーシア国内のハラル認証済み施設が集結するハラル工業団地内に立地しています。同社と連携を図り、ハラル認証に関するノウハウを活用することで、認証取得を進めて参ります。

アセアン市場においては、食生活の欧米化や大手外食チェーンの拡大により、トマトケチャップ、パスタソースなどの調味料市場が拡大傾向にあり、今後、トマト調味料の需要は更に高まることが予想されます。同合弁会社は、2016年に約7億円を投じて現地工場を設立、トマトソースなどの業務用商品を、アセアン諸国の大手外食チェーン向けに販売し、2017年に売上高6億円を目指しています。
カゴメは、アジア事業において、中国・アセアン・インドを拠点に、現地に根ざした新しい価値を創造することで、食を通じた世界の人々の健康長寿への貢献を目指します。

合弁会社設立の調印式

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