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長野県「森林の里親促進事業」(※)制度を活用
入笠山150haにて水を育む森林保全・整備活動に参画

2015年8月10日

カゴメ株式会社(社長:寺田直行、本社:愛知県名古屋市)は、長野県の「森林の里親促進事業」(※)を活用して、長野県富士見町との間で里親契約を締結し、入笠山(長野県富士見町)の150haの該当区域での森林保全・整備活動に参画致します。

※森林の里親促進事業とは
森林整備に意欲ももった地域と社会貢献に意欲のある企業・団体等が長野県の仲介により里親契約を結び、連携して森林づくりや交流を通じ、新しいかたちでの森林づくりを進める取り組みで、平成15年から実施となっています。

今回は、カゴメが里親、富士見町が里子となり、約150haの入笠山の区域を「カゴメの森」と命名し契約支援金を活用した間伐による森林整備対応と、特定区域となる1haのエリアでは当社社員による森林保全・整備活動を長期に渡って続けていきます。
(夏季の下草刈りや春季の植栽等の活動を予定し、当初の契約期間は2020年までの5年間となります。)

入笠山は、ユネスコが取り組む生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)として昨年6月に認定された南アルプスユネスコエコパークの移行地域内にて良質な自然水を育んでおり、カゴメの野菜飲料を生産する富士見工場(長野県富士見町)の使用井戸水の水源にもなっています。入笠山の該当区域での森林保全・整備活動を通じて、同工場における使用水の水源涵養にもつながる活動として実施してまいります。

富士見工場では、上記活動以外でも平成26年度「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」(主催:リデュース・リユース・リサイクル推進協議会)の農林水産大臣賞を受賞し、環境活動に積極的に取り組んでいます。

カゴメは、100年以上もの間、トマトをはじめとした野菜・フルーツなど、たくさんの自然の恵みを利用して、商品づくりを続けてきました。地球が育んでくれるすべての植物や動物、多種多様な生態系、そして地球という生命体そのものが、カゴメの商品と深くつながっています。人々のいのちや地球の健康を維持することに、大きな危機感が芽生え始めている今だからこそ、「人・社会・地球環境の健康長寿に貢献する」ことを、カゴメの使命と考え、本制度を通じて、森林保全・整備活動と連動した水源涵養を実施し、地域の活性化活動に継続的に取り組んでまいります。

8月8日に実施された契約記念式典時の様子

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左から、長野県 中島恵理 副知事、富士見町 小林一彦 町長、カゴメ 小篠亮 常務執行役員