手軽に!簡単!メタボ対策! 野菜ジュースファーストのススメ

CHECK! 2人に1人がメタボの時代

厚生労働省の「平成24年 国民健康・栄養調査」によると、40代以上の男性のメタボリックシンドロームの割合は、予備群を含めて2人に1人と言われるまで上昇してきています。またその割合は、男女ともに年をとるごとに高くなる傾向があります。

メタボの割合(40歳以上の男性)

メタボの基準ってなに?

「メタボ該当者」は、ウエストが男性85cm、女性90cm 以上の方のなかで、次の3つの項目のうちいずれか2つが基準値を超えた場合、かつ/または「服薬」がある場合に判断されます。

  • 1 血中脂質
  • 2 血圧
  • 3 血糖

また「メタボ予備群」の判断は、ウエストの条件は同じで、上記の3項目のうち1つでも基準値を超えた場合、かつ/または「服薬」 がある場合としています。

メタボリックシンドロームの判定基準

原因 意外!?メタボの原因となる「食後血糖値の急上昇」

メタボ予防はまず食事バランスから。カロリーや脂肪の摂り過ぎに注意したいものですが、意外と見落としがちなメタボの原因が食後血糖値の急上昇です。
例えば空腹時に糖質ばかりの食事を急にとるなど、食後血糖値が急に上がるような食事を続けていると、インスリンが糖を処理しきれなくなり、余った糖が中性脂肪として蓄積されてしまい、肥満やメタボの原因となることもあるのです。
摂り過ぎだけでなく、食べ方にも気を付けていかなければなりません。

対策 「ベジタブルファースト」が食後血糖値の急上昇を防ぐ!

では、どのような食事が血糖値の急激な上昇を抑えることになるのでしょうか。
野菜には、食物繊維やクエン酸などの血糖値の上昇を抑える成分が含まれており、野菜を摂ることによって血糖値の上昇を抑える効果があることが知られています。
さらに、「食べ順」や「ベジタブルファースト」といった言葉でよく知られていますが、 食事の際に野菜を最初に食べることで、同じ食事の内容でも、食後血糖値の上昇がゆるやかになると言われています。

まず最初に野菜から

研究成果 新発見!野菜ジュースで「血糖値コントロール」!?

カゴメでは野菜ジュースにも野菜と同様の効果が得られるか実験を行いました。その結果、野菜と同様に野菜ジュースを食事前に飲むことで、食後の血糖値の上昇を抑えられることを明らかにしました。
実験では、健常な大学生を対象に白米を摂取する15分前、30分前、60分前に野菜ジュースを摂取してもらい、それぞれ白米だけを食べた時と、血糖値最大変化量を比較しました。(白米と野菜ジュースの合計糖質量は50gに統一)
各パターンの食事をした場合の血糖値最大変化量の結果を図に示します。
この結果より、白米摂取の30分前に野菜ジュースを飲むことが最も効果的であることがわかりました。

食事の前に野菜ジュースを飲むのが効果的!

今後は、どれぐらいの量の野菜ジュースを飲むと効果的なのか、野菜ジュース中のどの成分がどのようなメカニズムで効果を示しているかを明らかにしていきます。

野菜ジュースでも野菜と同様に、食後の血糖値の上昇を抑えられる。食事の30分前に野菜ジュースを飲むと、最も効果が高まる。
まとめると…
野菜ジュースを食事の前に飲んで… → メタボ対策をしよう!