[プランターで簡単家庭菜園]約1カ月で採れるほうれん草栽培!

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[プランターで簡単家庭菜園]約1カ月で採れるほうれん草栽培!

種まきから約30日で収穫できるほうれん草。冷涼な気候を好み、寒さにも強く、-10℃の低温にも耐えられます。日照時間が少ないベランダでもかんたんに育つので、家庭菜園にぴったり。冬採りのほうれん草は甘みがあり、生食用のものはアクが少なくサラダにオススメです。また、アク抜き後、小分けして冷凍保存しておくといろいろな料理に重宝します。

準備するもの

  • 野菜用培養土(14リットル)
  • プランター(深さ15~20cm程度の長方形)
  • 鉢底石
  • 移植ごて(小型の園芸用シャベル)
  • 化成肥料(固形)
  • 園芸用ハサミ
  • じょうろ

種まきの手順

ほうれん草は種をまいて育てます。種のまき方は、筋状の溝を作ってその溝に種をまく「すじまき」を用います。

  1. 種の皮が固いのでひと晩、水に浸す(発芽しやすくなる)。
  2. きれいに洗ったプランターに鉢底石を底が見えなくなるくらいまで入れる
  3. 野菜用培養土を入れる。このとき、プランターいっぱいに土を入れるのではなく、縁から2cmくらい高さを残しておく。
  4. 10~15cm間隔で、深さ1cm程度の溝を2列作る。
  5. 下の写真のように、溝に約1cm間隔で種をまく。
    溝に約1cm間隔で、ほうれん草の種をまく
  6. 溝の両側から土を指でつまむようにしてかぶせ、手で軽く押さえる。
  7. プランターの底から水が流れ出るまで、たっぷりと水をやる。

その後は、土の表面が乾いてきたら水をたっぷりと与えましょう。

生育に合わせて間引き・土寄せ・追肥

【1回目の間引き】

種まきから約1週間で発芽します。双葉が開いて本葉が見え始めたら、最初の間引きを行います。3cm間隔になるよう、育ちが悪い芽を抜いていきます。

1回目の間引きでは、芽と芽が3cm間隔になるように、育ちが悪い芽を抜いていく

【2回目の間引き】

草丈が7~8cmになったら、5cm間隔に間引きします。本葉が3、4枚になったら化成肥料10g程度を2列の間にまき、土と混ぜて根元に土寄せしましょう。

草丈が8~10cm程度に生長したら、再び化成肥料10g程度を追肥し、土寄せします。

【3回目の間引きと収穫】 

草丈が10~15cm程度に育ってきたら、混んでいるところを間引きしながら、収穫を始めます。間引いた後は、追肥しましょう。

草丈が20cm以上で本収穫 

草丈が20cm以上に生長したら、必要な分を株元からハサミで切って収穫します。

草丈が20cm以上になったら、必要な分を根元からハサミで切って収穫

甘みのある冬採りほうれん草。ほうれん草は葉物野菜のなかでも鮮度が落ちやすいため、収穫したらすぐ調理して、食べるようにしましょう。
この他にもアクの成分であるシュウ酸が少なく、苦みのない「サラダほうれん草」という生食できる種類もあり、栽培方法は通常のほうれん草と同様です(採れたての新鮮なものを味わう、「生食用ほうれん草で作るポパイサラダのレシピ」も紹介していますので参考にしてください)。この機会に、色々なほうれん草の栽培にトライしてみてはいかがでしょうか。

藤田 智

藤田 智

恵泉女学園大学 教授

1959年秋田県湯沢市生まれ。宮澤賢治に憧れ、岩手大学農学部に入学し、同大学院修了。向中野学園高校教員、恵泉女学園園芸短期大学助教授を経て、現職。専門は、園芸学、野菜園芸学。野菜栽培に関連する著書は120冊を超え、「NHK 趣味の園芸 やさいの時間」や日本テレビ「世界一受けたい授業」などのTVにも多数出演する。家庭菜園や市民農園の指導、普及活動を通じて、野菜づくりの楽しさを広げる取り組みを行っている。


最終更新:2018.03.14

文:アーク・コミュニケーションズ
写真:Getty Images(1枚目)、谷山真一郎(2~4枚目)
監修:藤田智、カゴメ
参考文献:
農林水産省・関東農政局営農支援情報誌「Let's 農業」第19号:特集・東京都中央卸売市場の入荷量から見た「最近の野菜事情」
『ベランダですぐ始められる コンテナで野菜づくり』藤田智著(日本文芸社)
『野菜とハーブのプランター菜園』藤田智監修(ブティック社)
『NHK 趣味の園芸 やさいの時間 藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修 NHK出版編(NHK出版)

  • 種類
  • 栄養・効果 効能
  • 選ぶ・保存する 選び方、味、消費期限
  • 調理する 切り方、下ごしらえ
  • 育てる 栽培方法、家庭菜園