福岡県は日本有数のたけのこ産地。中でも南部の八女市には、いたるところに食用の孟宗竹が育っています。この孟宗竹が中国から福岡に伝わったのが1600年代。高温多雨な気候であるこの地方がたけのこの生育環境に好適でした。温暖なため12〜2月の冬場に掘り穫ることができる八女地方。早掘りたけのこはとても柔らかく、一足早い春の味として人気を集めています。
1月31日 愛菜の日
愛菜の思いをもっともっと知っていただくために野菜についてのトリビアを紹介。
食べるだけではなく、食文化や歴史などを知ることでもっと野菜が好きになるかも!?
北海道に続いて、第2位の玉ねぎ生産量を誇る佐賀県。3月上旬から10月まで、さまざまな品種をリレーして、長期間にわたり出荷されます。白石地区をはじめ、県南部はミネラル分に満ちた豊かな土壌で甘みもほどよい玉ねぎが栽培されています。特に「さが春一番たまねぎ」は特有の辛みが少なく、生でも食べられると好評です。
雲仙こぶ高菜は、葉の付け根がプックリとふくれる不思議な高菜です。古くから地元で親しまれてきたこの野菜をしっかり守ろうと、地域が一丸となって復興を目指すようになりました。その取り組みは、2008年イタリアのスローフード協会本部から高く評価され、日本で唯一スローフードの最高位「プレシディオ」に選ばれています。
熊本県は全国有数のしょうがの生産地。中でも八代市東陽町では大玉で香り高いしょうがが栽培されています。日照時間が短く、数時間で日が翳ってしまう山間の谷間や渓谷状の地形が、しょうが栽培には適しています。収穫されたばかりのしょうがの一部は「新しょうが」としてすぐに出荷。大部分は貯蔵庫で貯蔵され、1年ほどにわたって出荷されます。ほどよく水分が抜け、皮が飴色に変わり、マイルドな香りと風味になります。
大分県は日本一の椎茸産地。特に乾椎茸の生産は、全国の約1/3を占めます。クヌギやナラなど、椎茸の原木になる木々も豊富。豊かな自然が、深い味わいの椎茸を育てます。原木をしっかり乾燥させ、菌を植え付け、直射日光が当たらない場所に置き菌が原木の中に広がるのを待ちます。椎茸が収穫できるようになるまでには約2年の歳月が必要なのです。
赤、オレンジ、黄の鮮やかな3色の「中型カラーピーマン」。ビタミンA、C、Eやβ-カロテンを豊富に含んだヘルシー野菜です。樹の上で熟してから収穫するため、甘くて食べやすく、サラダなどの生食メニューにもピッタリです。
指宿は市全域を霧島火山帯が縦断して市内のいたるところに温泉が湧き出ています。また暖流の影響で年間平均気温は約19度。アフリカ原産のオクラの生長には好都合です。整腸作用の高いペクチンという繊維質と、消化吸収を助けるムチンというたんぱく質を含む独特のネバネバ物質は、強壮効果もあると言われ夏バテ防止に最適です。