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野菜トリビア

愛菜の思いをもっともっと知っていただくために野菜についてのトリビアを紹介。
食べるだけではなく、食文化や歴史などを知ることでもっと野菜が好きになるかも!?

青森:にんにく

青森:にんにく

まるでフルーツ?! にんにくの糖度は38〜40度!

青森県と岩手県の県境にある田子町は、にんにくの一大産地です。田子にんにくは、とにかく甘いと評判です。牛の堆肥を混ぜ込んだ肥沃な土壌、からっと爽やかな夏の気候。そうした自然が田子にんにくをおいしく育てます。そんな田子にんにくの糖度は38〜40度。おいしいメロンが糖度15度ぐらいと言いますから、その高さにあらためて驚きます。真冬の土の中での凍らないためにじっと糖度を蓄えるにんにく。そんなにんにくは、丸ごとラップに包んでレンジで約2分加熱すると、甘くてホクホクとしたおいしさが楽しめるそうです。

岩手:高原レタス

岩手:高原レタス

奥中山高原の機構が育むみずみずしいレタス

岩手県北部、標高400〜600mの高原地帯ではレタスの栽培が盛んです1964年の東京オリンピックの影響で食生活の洋風化が進み、若い女性の間でサラダ人気が盛り上がり始めたころに栽培が始まりました。真夏でも肌寒さを感じる、そんな高原で早朝からレタスの収穫は始まります。

宮城:ちぢみほうれんそう

宮城:ちぢみほうれんそう

宮城はちぢみほうれんそう発祥の地

厚めの葉、ぎゅっとちぢんだシワ。これは、「ちぢみほうれんそう」が寒さから身を守る植物の知恵です。また、冬の寒さにさらされるため地面に這うように生長し、凍結しないよう水分を減らし糖度を蓄えていきます。「ちぢみほうれんそう」は、一般のほうれん草に比べて鉄分やビタミンCの栄養価が高く、糖度も高いのが特徴です。この「ちぢみほうれんそう」は宮城県東松島市(旧矢本町)が発祥の地。地元の方々の努力が甘みがぎゅっと詰まったおいしいほうれん草を生み出したのです。

秋田:じゅんさい

秋田:じゅんさい

白神の清水が育む秋田のじゅんさい

ゼリー状のぬめりに包まれた宝石のような若葉。じゅんさいは、白神山地や出羽丘陵の清らかな水に育まれています。5月下旬頃から8月下旬頃まで、秋田県の三種町界隈では、沼に小舟を浮かべてじゅんさいを摘む「採り子」さんたちの姿を見ることができます。じゅんさい採りは、この地区の夏の風物詩。地元では、酢の物やそばの具、鍋の具などにして食べられています。

山形:食用菊

山形:食用菊

山形郷土の食材食用菊「もってのほか」

山形県は食用菊の優良産地。しゃきっとした歯ごたえ、ほのかなほろ苦さは独特の味わいです。江戸時代頃から食べられるようになったと言われている食用菊。中でも食用菊の横綱と言われるのが淡い紫色の「もってのほか」です。この名前の由来には諸説ありますが「そもそも菊は天皇の御紋。その菊を食べるのはもってのほか!」と誰かが言ったとか、言わないとか。山形の秋の味覚として多くの人たちに親しまれています。

福島:須賀川きゅうり

福島:須賀川きゅうり

収穫は1日2回! シャキシャキ須賀川きゅうり

夏場の温度が高く秋に北西の風邪の影響が少ない福島県須賀川地方は夏秋きゅうりの一大産地です。生長が早いきゅうり。6月から9月にかけての収穫期は朝晩2回収穫します。病気に強いかぼちゃの木に接ぎ木され、農家の方の手で丁寧に育ちます。露地栽培のきゅうりのトンネルは、須賀川地方の夏の風景。太陽の光をたっぷり浴びて、きゅうりが育ちます。