野菜ジュースは生で野菜を食べるより
栄養価が低いのでしょうか?
実はジュースにすることで
栄養価が減少する栄養素もありますが、
なかにはジュースにすることで体が吸収しやすくなり、
より吸収できる栄養素もあります。
このような野菜ジュースに関して寄せられる疑問を、
Q&A 方式でまとめてみました。

ジュースにすると野菜の栄養はなくなるの?

減少する栄養素もありますが、
すべての栄養素がなくなるわけではありません。

野菜を搾汁したり、加熱などの処理をしてジュースにすると、ビタミンCや食物繊維など減少する成分があります。しかし、加熱しても減少しにくい栄養素はたくさんあります。
カルシウムやカリウムなどのミネラルや、野菜の色素であるカロテノイドなどです。これらの中には、リコピンやβ-カロテンのように、生の野菜から摂るよりも野菜ジュース等の加工品で摂る方が吸収率の良い栄養素もあるのです。毎日の野菜摂取の補助として野菜ジュースをお役立てください。

野菜ジュースに含まれる栄養は
どこで調べられるの?

製品のパッケージに栄養成分量を記載しています。

カゴメでは必ず製品のパッケージに、その製品に含まれる栄養素量を記載しています。一部の栄養素は、時間が経つにつれ減少してしまうものもあります。そのため、カゴメの製品に記載している栄養素は、賞味期限内の成分量となっています。

野菜ジュースを飲めば飲むほど健康になるの?

健康のために必要なのは「食事バランス」です。

様々な栄養素を手軽に摂ることが出来るのが野菜ジュースの良いところ。だからといって野菜ジュースさえ飲んでおけば健康になれるわけではありません。健康的な食生活の基本は色々なものを少しずつ、バランスよく食べることです。「過ぎたるは及ばざるがごとし」というように、同じものを摂りすぎるのは良くありません。これは野菜ジュースも同じです。普段の食事で野菜をバランスよく摂るように心がけ、野菜ジュースは野菜摂取の補助としてお役立てください。

バランスよく野菜を摂りたい
でも忙しくてどうしても偏ってしまいがちな食生活。
いつもの食事 に「プラス野菜ジュース」を取り入れると、栄養バランスが良くなります。

  • 1食単位ではなく、食生活全体でバランスをとるように心がけましょう。
  • 1食基準摂取量は1日当たり栄養素等表示基準値(2015)の3分の1としています(糖質=炭水化物-食物繊維)。
  • 「野菜一日これ一本」(200ml)の栄養成分が幅表示の場合、中心値としています。
  • ビタミンAはカロテンとして存在するため、過剰摂取の心配はございません。
  • ビタミンCは原料によるばらつきが大きく、殺菌工程や保管状況によって失われることもあるため、ゼロとしています。
  • ハンバーガー、牛丼の栄養素はエクセル栄養君 ver8.0 (建帛社)を使用しています。

カゴメの野菜ジュースは
加工時に栄養素を添加しているの?

カゴメは野菜由来の栄養にこだわっています。

カゴメの野菜ジュースは、野菜本来の味を味わってもらいたいというこだわりから、できる限り添加物に頼らないモノづくりをしています。たとえば「野菜一日これ一本」は 、栄養強化剤を使用せず 、野菜由来の栄養素を摂取いただける製品です。一部の製品については、ジュースにする過程で減少しがちなビタミンCや食物繊維などの栄養素を添加しています。製品の原材料名の欄に全て記載しています。

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野菜ジュースに含まれている
「糖質」って砂糖のこと?

いいえ、糖質と砂糖は違うものです。

糖質は三大栄養素のひとつである炭水化物から食物繊維を除いた成分の総称で、ショ糖・ブドウ糖・果糖と言った「糖類」とは意味が違います。糖質はデンプンなどを含み、私たちヒトにとって欠かせない重要なエネルギー源です。

カゴメの野菜ジュースは砂糖を使用しているの?

原材料名表示で「砂糖」がなければ
砂糖を使用していません。

カゴメの野菜飲料に含まれる糖質は、原材料である野菜または果実に由来するものです。
原材料名表示で「砂糖」の記載がなければ砂糖を使用していません。しかし野菜由来とはいえ、糖類の摂り過ぎには注意が必要です。
野菜飲料は1日1本を目安に、食事全体のバランスを考えてお召し上がりください。

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野菜ジュースに含まれているナトリウムって
塩分のこと?

違います、ナトリウム=塩分ではありません。

ナトリウム=塩分ではありません。製品の栄養成分表示に書いてあるナトリウムは、ほとんどが野菜由来のナトリウムであり、健康維持に必要な栄養素です。
「食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷1000」で求めることができます。

なお、カゴメの製品では、おいしく飲んでいただくために食塩を使用した製品には原材料表記に「食塩」と記載しています。

ナトリウムはどれだけ摂ってもいいの?

必要な栄養素ですが、摂りすぎはよくありません。

ナトリウムは健康を維持するのに必要なミネラルの一種ですが、摂りすぎには注意 が必要です。ナトリウムと一緒に摂りたい栄養素にカリウムがあります。例えば野菜一日これ一本(200ml)には700mgのカリウムが含まれておりますが、これは成人のカリウム摂取量目標 1日 2,800mgの4分の1にあたります。
※カリウムの過剰摂取は避けましょう。
※2020年6月時点

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トマトジュースに書いてある
「濃縮トマト還元」って何のこと?

「濃縮還元」とは、ジュースを製造する方法の
ひとつです。

原料となる野菜・果実からジュースを搾汁した後、濃縮(水分を除く)し保管した濃縮原料に、再度水分を加え、元の濃度に戻す(還元)ことを「濃縮還元」といいます。
広く一般的に行なわれている濃縮法は「真空蒸発濃縮法」と呼ばれる方法で、減圧した装置内で果汁を加熱して水分を蒸発させる方法です。
濃縮中にジュースの香気成分が揮散するため、香りは減少しますが、比較的低い温度でかつ短時間で濃縮できるため、香り以外の成分の変化が少なく、カゴメの 「トマトジュース」 を含め、広く活用されている技術です。
※その他の濃縮方法として「逆浸透濃縮法」や「凍結濃縮法」と呼ばれる方法があり、カゴメではトマトの濃縮において、逆浸透膜を活用した非加熱の濃縮法「逆浸透濃縮法」も使用しています。(殺菌のための加熱はしています。

トマトジュースは古くからストレートジュースが楽しまれていますが、トマトジュース以外の市販の野菜飲料のほとんどは、複数の野菜もしくは複数の野菜と果実をブレンドして作られています。原料となる野菜・果実は、それぞれ収穫される旬の時期が異なるため、年間を通して商品を生産するには、一旦濃縮して保管し、商品を製造する際にブレンドして製造する必要があります。 原料となる野菜・果実は収穫した時期、地域、品種等による品質のばらつきがありますが、「濃縮還元」により、原料野菜・果実の品質のばらつきを少なくし、また還元する濃度を一定にすることにより、安定した品質の商品をご提供することが可能になります。

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