東日本大震災への対応東日本大震災への対応

~カゴメの成長は社会の成長と共に~

カゴメグループは、「健全で、元気な日本があってこそ、企業の成長がある」と考えています。社会の成長に貢献することで、企業価値の向上と持続的成長を確実なものにしていく、という考え方です。
東日本大震災は、東北地方を中心に日本各地に甚大な被害をもたらしました。カゴメグループは、「カゴメの成長は社会の成長とともに」という考えの下、被災者の方々や被災地で復興に携わる方々との「共助の絆」を結び、様々な活動を続けております。

地域再生を担う人材育成

「公益財団法人みちのく未来基金」による震災遺児の進学支援

2011年カゴメは、カルビー株式会社・ロート製薬株式会社とともに、宮城県仙台市に「みちのく未来基金」を設立し、震災遺児の進学の夢を支援する活動を開始しました。現在はエバラ食品工業を加えた4社で運営しております。
東日本大震災によって親を亡くされた子どもたちの高校卒業後の高等教育進学のために、全国から寄附をいただき、入学から卒業までに必要な入学金と授業料の全額(年間上限300万円)を返済不要の奨学金として給付しており、震災当時お腹にいた子どもが大学(院)を卒業するまで、今後四半世紀にわたり長く支援を続けてまいります。

基金では奨学金の給付だけでなく、心のケアも重視しており、みちのく生(基金で支援している奨学生)同士が親睦を図るイベントの開催や、進学後も1年に1度、面談の機会を設けるなどしてフォローしています。
毎年3月にはみちのく生と支援者が一堂に会する「みちのく未来基金の集い」を開催しています。進学を果たした新入生が将来の夢と希望を発表し、大学・短大・専門学校を卒業する先輩が震災や基金への想いを語り社会に羽ばたいていきます。

【みちのく未来基金のスタッフとして働くカゴメ社員のコメント】
子どもたちに寄り添い、相談しやすい環境や雰囲気づくりを心掛けています。
進学支援だけでなく、みちのく未来基金を通じた繋がりや経験を糧としてもらえるよう取り組んでいます。

将来の農業人育成

カゴメは、東北における将来の農業人育成に向け、農業高校でトマト栽培を通じた授業支援にも取り組んでいます。
2012年度から被災地の農業高校2校で授業支援への取り組みをスタートしました。被災地の農業高校に教材となる加工用トマト苗を配布し、トマトの露地栽培、調理、加工および販売体験などの社会体験授業を提供することで、トマトの総合学習を通じて東北復興を担う未来の農業人の夢を応援しています。
2020年度は福島・宮城・岩手3県の10校に苗を提供し、3校で社会体験授業を実施しました。
カゴメのスタッフがトマト栽培授業を提供し、未来の農業人育成を支援しています。

農業高校への授業支援
農業高校への授業支援
カゴメのスタッフがトマト栽培授業を提供し、未来の農業人育成を支援しています。

心とからだの健康再生

皆で支え合う社会づくり

カゴメは食育に関するコンテンツを活用して、東北被災地向けの食育支援活動を2012年より開始いたしました。長びく震災の影響で、不自由な生活を余儀なくされている被災地の方々の健康な食生活や、子どもたちの健やかな成長を応援するため、カゴメ従業員が直接被災地を回って、食育支援活動を続けております。
福島・宮城・岩手各県の小学校、保育所や幼稚園を対象に、2012年度から毎年トマトジュース用トマト「凛々子」の苗を案内し、2020年度は約262施設で栽培体験を提供いたしました。

40年の歴史をもつ「カゴメ劇場」のノウハウを活かして構成した東北被災地向けの食育公演「カゴメベジタブル劇場」や、調理の実践を通じた食育活動「調理体験」など、カゴメ食育の強みを活かした復興支援活動を続けております。なお、食育支援活動の実働スタッフは、カゴメ従業員および、地元東北の方々で構成し、被災地における雇用拡大につながる活動を行っております。

20年度より地元NPOと連携し、復興公営住宅にて「野菜摂取の啓蒙」や「健康体操」など地域コミュニティ再生と健康寿命の延伸を応援する活動も行っております。

産業振興と地域振興の支援

カゴメは被災地の「産業振興」と「地域振興」にも力を入れて取り組んでおります。2019年には被災地域の地元企業と支援企業をつなげる「結の場」(主催:復興庁)に初めて参加。2020年より当社のマーケティング担当者や販売促進ツール、メニューレシピ作成担当者が、宮城県東松島市の食品メーカー、石巻市のわかめ加工業者の活動に対して、販売促進方法のアドバイスなどを行いました。
また2019年度から南三陸町入谷地区のぶどう畑の栽培とワイン製造の応援として、畑の草刈やワインの瓶詰のお手伝いを開始いたしました。2020年度は、南三陸町の田束山山頂に新しく作られたブドウ畑の耕作のお手伝いやブドウ畑の隣で「凛々子」の栽培を開始。収穫したトマトはドライトマトにして「南三陸ワイナリー」でワインのおつまみとして使っていただいております。

ワイン製造の応援
ドライトマト