私たちが毎日食べる野菜には、
免疫力を維持する効果があります。
ここでは野菜と粘膜の働きによる
免疫について学びましょう!
免疫力とは外から入ってくる細菌やウイルスから
体を守り、健やかに保とうとする働きのことです。
私たちの体の中に備わる免疫の仕組みは、
働く場所で大きく2つに分けられます。
体を守り、健やかに保とうとする働きのことです。
私たちの体の中に備わる免疫の仕組みは、
働く場所で大きく2つに分けられます。
![仕組み01 粘膜免疫
「粘膜免疫」は、呼吸器や腸管などの粘膜で働く免疫の仕組みです。
粘膜免疫は、細菌やウイルスが体内へ侵入し・増えるのを防ぐ第一関門の役割を担っています。
仕組み02 全身免疫
「全身免疫」は、全身で働く免疫の仕組みです。
第一関門の粘膜免疫が突破されてしまい、体の中で細菌やウイルスが増えてしまった状態が「感染」。全身免疫は、感染後の細菌やウイルスを攻撃・排除する役割を担っています。](assets/images/meneki1.png)
![](assets/images/meneki1_sp.png)
免疫力を保つためには、
食べ物からの適切な栄養摂取が欠かせません。
粘膜の健康維持を助けるビタミンには、
ビタミンA、C、B1、B2、B6、ナイアシン、
パントテン酸の7種類があるといわれています。
食べ物からの適切な栄養摂取が欠かせません。
粘膜の健康維持を助けるビタミンには、
ビタミンA、C、B1、B2、B6、ナイアシン、
パントテン酸の7種類があるといわれています。
![粘膜の健康維持を助けるビタミン
ビタミン(A・C・B1・B2・B<sub>6</sub>)・ナイアシン・パントテン酸](assets/images/meneki2.png)
![](assets/images/meneki2_sp.png)
日本人は、粘膜の健康維持を助けるビタミンの中でも、
ビタミンA、C、B6を野菜から多く摂取しています。
たとえば、ビタミンAは、その53%を主にカロテンのひとつであるβ-カロテンとして野菜からとっています。(※)
また、ビタミンCの40%、ビタミンB6を
18%も野菜から摂取しているのです。
このように野菜をとることは、
粘膜の働きを維持するためにとても重要なことなのです。
ビタミンA、C、B6を野菜から多く摂取しています。
たとえば、ビタミンAは、その53%を主にカロテンのひとつであるβ-カロテンとして野菜からとっています。(※)
また、ビタミンCの40%、ビタミンB6を
18%も野菜から摂取しているのです。
このように野菜をとることは、
粘膜の働きを維持するためにとても重要なことなのです。
![各栄養素について野菜から摂取している割合
ビタミンA(主にβ-カロテンとして) 53%
ビタミンC 40%
ビタミンB6 18%
厚生労働省 「平成30年国民健康・栄養調査」より](assets/images/meneki3.png)
![](assets/images/meneki3_sp.png)
野菜からたくさん摂取している
栄養素の中で不足しがちなビタミンA。
β-カロテンを効率よくとり、
ビタミンAを賢く摂取する方法をご紹介します。
栄養素の中で不足しがちなビタミンA。
β-カロテンを効率よくとり、
ビタミンAを賢く摂取する方法をご紹介します。
![野菜の摂り方01 調理しよう!加工品を利用しよう!
野菜に含まれるカロテンの1つであるβ-カロテンは細胞の中に閉じ込められていますが、野菜を加熱破砕することで硬い細胞壁が壊され、細胞の外に出てきます。その結果、β-カロテンの吸収率が高まります。
■β-カロテンの吸収のされやすさ
生にんじん摂取
β-カロテン 15mg
41.4
にんじんピューレ摂取
β-カロテン 15mg
65.1
約1.5倍
Lhmy O.nl.nl Eur J Nutr. 42 338-345(2003)
野菜の摂り方02 油といっしょにとろう!
油に溶けやすい性質をもつβ-カロテンは、油と一緒にとることで吸収率が高まります。](assets/images/meneki4.png)
![](assets/images/meneki4_sp.png)
![](assets/images/recipe-juice-img.png)
材料と作り方
材料(2人分)
- にんじん … 140g
- りんごジュース … 250ml
- レモン汁 … 少々
作り方
- にんじんは皮をむき、3cm 角程度に切る。
- 人参、りんごジュース、レモン汁をミキサーに入れ、攪拌する。
![](assets/images/recipe-potage-img.png)
材料と作り方
材料(2人分)
- にんじん … 120g
- かぼちゃ … 60g
- 牛乳 … 1カップ
- 水 … 1/2カップ
- コンソメスープの素(固形) … 1/2個
作り方
- にんじんは皮をむき、かぼちゃは種と皮をとり、3cm角に切る。
- 耐熱容器に①を入れラップをかけ、電子レンジ600Wで5分ほど、柔らかくなるまで加熱する。
※電子レンジの加熱時間は機種によって異なります。熱の通り具合を確認しながら加熱してください。 - ②と牛乳、水 を入れミキサーに入れ 、攪拌する。なめらかになったら鍋にうつしコンソメを加え、あたためる。
![](assets/images/recipe-guratan-img.png)
材料と作り方
材料(2人分)
- ほうれん草 … 1束
- かぼちゃ … 400~500g
- 合いびき肉 … 150g
- 塩・こしょう … 少々
- サラダ油 … 大さじ1
- トマトケチャップ … 大さじ3
- トマトソース … 約300g
- ウスターソース … 小さじ1
- ピザ用チーズ … 50g
作り方
- ほうれん草はさっとゆでて水切りし、3〜4cm長さに切る。
- かぼちゃは種をとり、電子レンジ600Wで8分加熱し、柔らかくなったらフォークなどでつぶしておく。
※電子レンジの加熱時間は機種によって異なります。熱の通り具合を確認しながら加熱してください。 - フライパンにサラダ油を熱してひき肉を炒め、塩・こしょうをふる。トマトソース、トマトケチャップ、ウスターソースを加え、軽く煮る。
- 耐熱皿にかぼちゃ、ミートソース、ほうれん草の順に重ね、チーズをちらす。トースターでチーズが溶けるまで焼く。
皆さん、野菜、食べていますか?
野菜は体にいいってこと、知っていますよね?
でも、どういいのかは、あまり知られていません。
野菜授業で楽しく、学んでいきましょう。
野菜と生活 管理栄養士ラボが
野菜のパワーを通じて、
皆さんの健康と生活をサポート!
野菜と生活 管理栄養士ラボとは
カゴメ管理栄養士による、「食と健康」に関する
コンテンツを開発・提案する専門チームです。
カゴメがトマトを中心とする野菜の研究活動で
培った知見や、
メニュー開発・提案力を活かし、
「健康セミナー」や「メニューレシピ監修」など
日々の健康づくりにお役立て頂ける
コンテンツを開発し、提供致します。