


1864年「フランスを代表するおいしさ!」という意味で「ラ・フランス」と名づけられた洋梨ですが、生育時間が長く栽培や管理の手間がかかるため、故郷のフランスでは、一時、絶滅の危機に瀕したとか。
1991年にJAてんどうから、フランス国立農業研究所に、苗木100本を贈って、お里帰りを果たした、というエピソードも残っています。今では山形県を代表するフルーツとなった「ラ・フランス」。
さくらんぼと並んで一年の収入を左右するフルーツですから、生産者の皆さんも力が入ります。ラ・フランスの栽培には、自然な果樹の姿で育てる立木仕立てと、園地の中空に針金を張り、それに枝を添わせて育てる平棚仕立てのふたつの方法があります。
平棚仕立ては、立木仕立てと比べて収穫出来る量は減ってしまいますが、均一な果実ができる、剪定などの作業がしやすい、台風にも比較的強い、などが特長。いずれの畑も、生産者の皆さんの丹精こめた手入れが行き届いて、美しく、気持ちのいい園地です!