



メロンづくりに最適な温度は、18℃~28℃といわれていますが、富良野ではまだ雪が残っている3月末からハウスで苗の植えつけが始まります。
3月末~4月上旬にかけてルピアレッド、ティアラ28、4月中旬~下旬ごろにR113U、5月下旬ごろR113…など、多品種のメロンを時期をずらして植えつけ、
また、ハウスと露地を使い分けることで、秋の始めまで長く収穫できるようにしています。
広~い農場で数千本のメロンを栽培する農家さんが多いなかでも、9000株ものメロンを、自分で種をまき、苗を育てることから手掛けている阪口さんは、数少ないメロン専業農家さん。
その情熱を傾けるメロンづくりは2月半ば過ぎにスタートします。「メロンは台木に苗をさして大きく育てるんだけど、俺が苗立てからやるのは、その台木も自分で選びたい、という気持ちなんだよね。
自分でいろんな品種を試して、メロンの根っこになる部分から品種を比べてみたいという、欲?(笑)」。いえいえ、それはこだわりでしょ。
「植物は何でもそうだと思うけど、やっぱり究極は丈夫な根っこだと思ってるからさ」。