


巨峰の生産高全国一を誇る長野県。白馬連峰~黒姫・妙高高原を見渡せる須坂市は、年間降水量が少なく、昼夜の寒暖差が大きいなど、ブドウづくりに最適な条件を備えた土地です。
山裾いっぱいに広がるブドウ棚の下で、大粒の実をつけたブドウの房が揺れる様子は圧巻のひと言。そのたわわな実りの裏には、ひとかたならぬ農家さんのご苦労がありました。
大澤さんはこの地で代々、リンゴやブドウをつくり続けてきた農家さんの惣領息子さん。果樹研究所に勤めていた経験を活かして、ブドウを育てています。
「巨峰の玉(粒)は大きけりゃいい、ってもんでもないのよ。ひと房だいたい35粒、400gぐらいに仕上げるのが、農家の腕の見せどころなのさ!
そして、それは花の時期の房切り作業でほとんど決まってしまうの」。え?ブドウの房を切ってしまうんですか!?どういうこと?