


四国や九州には、ユズやダイダイ、スダチなど、酢みかんの穏やかな酸味や、独特の香りを調味料とする食習慣が根強く残っています。
それが全国にも広まって、カボスやジャバラなど、地元でしか知られていなかった香酸柑橘類が注目されるようになりました。
「直七」も、そんな酢みかんの一つです。他の柑橘同様に、水はけのよい土地・陽当たりを好むので、ミカン畑の隅っこに植えられていたこともありますが、
宿毛市で直七を生産しているその名も「直七生産株式会社」では、他の柑橘との交雑をさけるために、山中を切り拓き、隔離した畑で栽培しています。
「直七」の純血を守る…そのために、農作業には少し不便でも山中の畑で栽培することを選択したのです。市街地から離れた山中のきれいな空気、清浄な水なども自慢のポイント。
希少な「直七」の遺伝子を守り、清浄な環境で育てることにこだわっています。