


佐藤錦は大正時代に15年以上もの長きにわたる改良により誕生した品種で、甘く、日持ちする品種として一躍人気に。現在でも、国内トップブランドの地位を守っています。
そんな佐藤錦を四方を山に囲まれた静かな盆地に広がるさくらんぼ園地で育てている若手生産者の阿部さんは農家の5代目。
「さくらんぼの木は推測ですが70年ぐらいは生きられるんじゃないかと思っています。
俺、23歳からさくらんぼ始めたんですけど、さくらんぼの木を最後まで面倒みようとすっと、90歳ですよ。
工業製品じゃないんで、1年に1回の経験で覚えていくしかない作業ばっかしだから毎年、勉強っす」。