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いつも楽しく、前向きな気持ちで。 研究 市川 2009年入社 基礎工学研究科生物工学専攻修了 研究技術系総合職(研究スタート)

いつも楽しく、前向きな気持ちで。

研究 市川 2009年入社 基礎工学研究科生物工学専攻修了 研究技術系総合職(研究スタート)

2009年4月 入社2009年4月 入社

働いている人たちが、とても魅力的に見えた。働いている人たちが、とても魅力的に見えた。

もともと食に携わる仕事がしたいと思い、食品の分野で就職活動を進めていました。就活を始める前は、第一志望がカゴメではなかったのですが、選考が進んでいくうちに、カゴメの事業内容や働いている先輩方が、自分のパーソナリティや考え方に近いなと感じるようになりました。仕事の話をしてくれたり、職場見学などで見かけたりした社員の方々は、みな明るく私には魅力的に見えました。内定をいただいた食品企業は他にもありましたが、自分自身が働く場所を選ぶ上で、楽しく仕事ができそうな環境が最も大切だと思い、カゴメに決めました。結果として、今もめちゃくちゃ楽しくてハッピーです。

2009年10月 農業研究部 品種開発研究グループ 加工用トマト品種開発担当2009年10月 農業研究部 品種開発研究グループ 加工用トマト品種開発担当

業務を通じてトマトの品種開発を学ぶ毎日。業務を通じてトマトの品種開発を学ぶ毎日。

入社以来一貫して、那須の総合研究所でトマトの品種開発に取り組んでいます。配属当初はトマトジュースなどに使われる加工用トマトの品種開発に携わりましたが、私は農学部出身ではない上に、大学院での研究テーマもイネだったので、トマトについては完全な素人。品種開発の業務以前に、トマトの育て方や設備の管理方法など、すべてがゼロから勉強でした。それでも職場の雰囲気は、就職活動の時に感じたものと変わらずフレンドリーで、先輩たちはこんな私にも親切にアドバイスや様々な意見をくださり、実務を通して毎日楽しく学ぶことができました。

2010年4月 農業研究部 品種開発研究グループ 生鮮トマト品種開発担当2010年4月 農業研究部 品種開発研究グループ 生鮮トマト品種開発担当

加工トマトから、生鮮トマトの品種開発担当に。加工トマトから、生鮮トマトの品種開発担当に。

担当する課題が加工用トマトから、生鮮トマトの品種開発に変更となり、入社2年目で早くもターニングポイントを迎えました。それまで生鮮トマトの品種開発を担当されていた先輩が上司となり、私がほぼすべての実務をおこなうことになり、いきなり責任のある仕事を任され、戸惑い半分、うれしさ半分だったことを覚えています。同じトマトの品種開発と言っても、ジュースに加工した時に飲みやすくてきれいな赤色であることが重要な加工用トマトと、味はもちろんのこと外観がより重視される生鮮トマトでは、求められる特徴も開発ステップも全く異なります。しばらくの間は大変苦労しました。年間数千個のトマトを試食しながら右往左往したこの時の経験が、社会人として研究者として、私自身の根幹を成していると思います。ただ、やはりこの時期が、入社してから一番大変でしたね。

2012年10月 農業研究部 品種開発研究グループ 生鮮トマト品種開発担当2012年10月 農業研究部 品種開発研究グループ 生鮮トマト品種開発担当

自分が開発した品種の生産現場でトラブル発生!自分が開発した品種の生産現場でトラブル発生!

初めて私が開発に関わった品種が、実際に生産されることになりました。ところがいざ栽培が始まると、本来かかることのない病気を発症したと、生産現場から緊急連絡が入りました。もし、栽培しているトマトがすべて駄目になると億単位の損失になってしまいます。しかも、上司は海外出張中で不在。人生初の大きなトラブルに、頭の中が真っ白になりました。自分のグループだけではなく、隣のグループの先輩方から、いろいろとフォローやアドバイスをいただき、考えられる原因を調べ迅速に対応した結果、最終的には事なきを得ることができましたが、仕事上であの時ほど焦った経験はありません。ミスやトラブルが発生することは、いくらでも仕事ではありうるので、この時の経験を活かし、ひとつひとつ対処していけば何とかなるものだと、ある意味度胸がつきました。

2013年6月 農業研究部 品種開発研究グループ 生鮮トマト品種開発担当2013年6月 農業研究部 品種開発研究グループ 生鮮トマト品種開発担当

初の海外出張で開発者として大きく成長。初の海外出張で開発者として大きく成長。

農業研究部では、ヨーロッパや、アメリカ、オーストラリアなど、様々な関係先へ出張や出向する機会があります。私の場合は、入社5年目にして初めてオランダとフランスへ訪問した経験が、品種開発者としての視野を大きく広げてくれたと感じています。出張の主な目的は、海外大手種苗メーカーの品種調査と最新の温室技術の視察でしたが、特に農業大国のオランダで栽培されている品種のクオリティの高さに圧倒されました。「このままでは、彼らには勝てない」と危機感を覚え、どうしたらカゴメの品種開発が生き残っていけるのかを、真剣に考え始めるきっかけをくれた出来事でした。それと同時に、自分のコミュニケーション力の無さについても痛感し、改めて英語の勉強をしようと決心しました。

2017年1月 農資源開発部 生鮮トマト・野菜開発グループ 生鮮トマト品種開発担当2017年1月 農資源開発部 生鮮トマト・野菜開発グループ 生鮮トマト品種開発担当

海外関係会社と連携し、新しいテーマに挑戦。海外関係会社と連携し、新しいテーマに挑戦。

最近では生鮮トマトの品種開発を強化するため、海外関係会社のひとつであるユナイテッド・ジェネティクス(以下UG)イタリア社との連携を進めています。そのため、UGイタリア社の開発担当者であるジュゼッペ氏と私が、イタリアと日本の拠点を毎年訪問しあい、品種の評価だけでなく、新しい課題や研究のネタなど、様々なことについて情報交換を重ねています。今では、お互いの家で食事をするまでの仲になりました。カゴメはどちらかというとドメスティックな企業という印象があったので、海外の友人ができるとは入社当初は想像もしませんでした。これからも、国内・海外を股にかけ、これまでにない生鮮トマトを生み出せるようがんばります!

10年後の私、10年後のカゴメ 世界に通じる生鮮トマトの品種を開発する。10年後の私、10年後のカゴメ 世界に通じる生鮮トマトの品種を開発する。

個人的には品種開発がとにかく楽しいので、今後もバリバリ開発担当者として業務に取り組み、商品や素材、社内外の人たちと上手く連携して新しいことができればいいなと思っています。将来的には日本国内だけではなく世界に通用する生鮮トマトの品種を生み出すことが夢ですね。

ある日のスケジュール オフィスワークとリモートワークを併用する、研究職 市川さんのとある1日をタイムスケジュールで追ってみました。ある日のスケジュール オフィスワークとリモートワークを併用する、研究職 市川さんのとある1日をタイムスケジュールで追ってみました。

※この情報は2019年12月時点のものに、2021年12月に追記しました。

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