ダイバーシティ&インクルージョンの推進

ダイバーシティ&インクルージョン推進方針

持続的に成長できる強い企業になるための戦略として、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組みます。組織における心理的安全性の確保を重視し、従業員一人ひとりの多様な考えや経験を活かすことで、イノベーションの創出を図ります。

※2022年10月には、多様性をイノベーションの創出、そしてカゴメの持続的な成長に繋げるために、CHO(最高人事責任者)傘下に「D&I for イノベーション推進室」を設置しました。

ダイバーシティ&インクルージョン推進活動

「ダイバーシティ委員会」の活動

各職場において自律的にダイバーシティ&インクルージョンの推進に向けた取り組みを行うために、2016年に社長を委員長とする「ダイバーシティ委員会」を設置しました。
毎年国内全事業所から合計100名を超えるメンバーが委員として参加し、各職場におけるダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでいます。

「ダイバーシティDAY」の開催

従業員がダイバーシティ&インクルージョンに関する知見を深めることを目的に、外部有識者・専門家を招き年1回開催する社内公開フォーラムです。
外部講師による講演会と社長を交えたトークセッション、テーマに基づく従業員同士の対話を行っています。

実施時期 テーマ
2017年 イクボス(※)
2018年 働き方の改革
2019年 アンコンシャス・バイアス/SOGI(性的指向と性自認)
2020年 イノベーションとダイバーシティ
2021年 多様性を活かす風土づくり
2022年 失敗に学び、挑戦する
2023年 『半径5メートル』を変えた事例から学ぶ~心理的に安全なチームづくり~

※「イクボス」とは、NPO法人ファザーリング・ジャパンが提唱・推進している上司像。職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(男女の経営者や管理職)を指します。カゴメは2016年に特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパンが主宰する「イクボス企業同盟」に加盟しました。

ワークライフセミナーの開催

仕事と生活の両立とこれからのキャリアについて従業員自らが考えるきっかけづくりを目的とした社内セミナーです。
当事者や講師による講演と従業員同士の対話により理解を深めています。

これまでに開催したテーマ

「育児との両立」「介護との両立(親、パートナー、子供)」「健康管理」「男性の育休」 「不妊治療との両立」

女性管理職勉強会(女性活躍推進)

2040年頃までに、従業員から役員まで各職位の女性比率を50%にすることを長期ビジョンに掲げ、女性活躍の推進に取り組んでいます。
主な取り組みとして、管理職としてのマインドセット・スキルアップを目的にした勉強会を開催しています。また新任女性課長を対象に、役員がアドバイザーに就き、1年間にわたって月1回の面談を行うアドバイザープログラムを実施しています。

心理的安全性の浸透

ダイバーシティ&インクルージョン推進のため、心理的安全性の高い職場づくりに力を入れて取り組んでいます。
心理的安全性の浸透を図るために、社長が心理的安全性の必要性を継続的に発信したり、社内報において心理的安全性が寄与した成功事例を取り上げたりしています。
また心理的安全性の向上において重要な役割を担う役員・管理職を対象とした勉強会を開催しました。(役員向け:2021年実施 管理職向け:2022年実施)

心理的安全性を浸透させるための施策

対象 2022年度の活動 内容
各部門・グループ・プロジェクトチームなど 対話実践プログラムの導入 「対話」を通じて心理的安全性を浸透させ、働きがいを持って仕事に取り組めるチームづくりをサポート
管理職層 心理的安全性に関する勉強会の実施 心理的安全性を正しく理解し、実践するためのインプットの場
360度フィードバックの実施 管理職の気づきと学びの促進
全従業員 トップと従業員の対話機会である「トップと語る会」の定期的な開催 社長、専務2名が交代で登壇
トップと従業員との率直な対話の会
ダイバーシティDAYの開催 「失敗から学び、挑戦する」をテーマとした講演会