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インドでトマト加工品の製造・販売事業を開始
~三井物産、ルチ・ソヤ社と共同参画~

2013年4月30日

カゴメ株式会社(社長:西秀訓)は、三井物産株式会社(社長:飯島 彰己、以下「三井物産」)、インドの大手食用油脂・大豆粕メーカーであるRuchi Soya Industries Limited(以下「ルチ・ソヤ社」)と共同でトマト加工品の製造・販売事業会社(以下「本事業会社」)を設立することで合意しました。カゴメと三井物産は、共同出資会社を通じて、本事業会社の株式の60%を取得する予定です。

共同参画するルチ・ソヤ社は、大手ルチグループの一社であり、インド国内における食用油脂・大豆粕等の製造・販売を手掛け、広範な物流・販売網を持つ最大手の企業です。これに、カゴメのトマト加工品製造ノウハウ、及び三井物産のグローバルネットワークといった、3社の総合力を発揮し、本事業に取組んで参ります。

インドは、中国に次ぐ世界第2位のトマト生産国であり、カレーのベースなどにトマトが使われていますが、同国では生トマトとしての消費が中心であり、国内のトマトの加工品化率は1%に満たず、トマト加工品の消費・市場は今後大きく拡大すると予想されます。また、健康意識や食に対する意識の変化を背景に、外食産業においても質の高いトマト加工品への需要が高まりつつあります。
カゴメは、トマト加工品のパイオニアとして、長年トマトの研究成果や加工技術を培ってきました。業務用商品として展開するトマト加工品では、日本国内のみならず海外においてもグローバルに展開する大手外食チェーンに商品を供給しており、高品質のトマト加工品サプライヤーとして市場を広げています。同国においてもカゴメの強みを活かし、トマト加工品市場を開拓していきます。
本事業においては、工場建設費6億円を投じ、2014年7月から大手外食チェーンなどへのトマトソースなどの生産販売を開始する予定です。2015年以降には、ルチ・ソヤ社の同国における販売力を活かし、家庭用商品の販売を行うことを計画しており、2018年の年間売上金額は60億円を計画しています。

今後、東アジア、東南アジア、インドの3大拠点を中心に、成長著しいアジア市場において、現地に根ざしたトマトの新しい価値を創造することで、食を通じた世界の人々の健康長寿への貢献を目指します。
(⇒English)

ムンバイで行われた調印式

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