ヴィーガン料理でつまづく理由の多くが「ボリュームが出ない」「うま味が出ない」の2点です。NG食材である動物性の素材(肉や魚、卵、乳製品など)は、タンパク質や脂質が多くボリューム満点。そのため、ヴィーガン料理を作るときに「ただ動物性の素材を抜いただけ」では、ボリューム不足になってしまいます。また、私たちがふだん慣れ親しんでいる料理には、かつおぶし、煮干し、豚骨、鶏がらなどがベースの、だしやスープが使われています。炒めものや和えものでも、肉や加工肉でおいしさを足すことが多々あります。そのため、これらの食材を抜いたときに、うま味が出しづらくなってしまうのです。そこでこれらの解決方法や、調理の際の注意点について、ヴィーガン料理家の庄司いずみ先生に伺いました。