野菜摂取量推定機「ベジチェック」とウェアラブル血圧計「HeartGuide」で鉄道現業で働く人の健康づくりを支援

様々な業種や環境で働く方の健康維持・促進や意識改革を目的に、東急（株）・東急電鉄（株）（以下、東急）の乗務員、駅係員、鉄道技術職など、鉄道現業で働く社員およびスタッフ社員向けに、野菜摂取と血圧測定の習慣化を通じて生活習慣改善を推進する企画を2020年10月2日～11月5日に実施しました。

鉄道業は人の命を預かる仕事であり、鉄道現業職員の健康が何より最優先事項です。しかし、不規則な就業も否めず、就業中の3回の食事は慢性的に野菜不足になっている職員がいるのも事実です。

今回の企画では、20年10月の1カ月間に鉄道現業職員の中で、メタボリックシンドロームおよびその予備軍に該当した社員・スタッフ社員の中から40名に、カゴメ（株）の野菜摂取量推定機「ベジチェック®」と、オムロン ヘルスケア（株）の腕時計タイプのウェアラブル血圧計「HeartGuide®」を使用してもらい、野菜摂取量と勤務形態ごとの血圧変化の特徴を計測。さらに参加者には、カゴメの野菜飲料「野菜一日これ一本190g」を提供（30本/1人）とナトカリ（ナトリウムとカリウム）※のメニュー提案も同時に行いました。

その結果、開始時は175gが最も多かった野菜摂取推定量が、1カ月後には300gがトップとなり、次いで350gと大幅にアップ。食生活の大切さや毎日の健康管理に対する意識が高まったようで、「これからも野菜を意識して食べたいと思う」「食生活が健康に大きく影響することがよく分かった」という感想がありました。
血圧測定に関しては、勤務形態ごとの血圧変化の特徴を確認できました。「心理的ストレスを感じたときに血圧が高くでた印象がある」「寝起きや食事前後に変化が大きかった」と、血圧の変化に対しての自覚が芽生えるコメントが多くありました。
こうした結果から今回の企画で、東急の職員にさらに健康への関心が高まり、行動変容を促すことができたと考えています。

※摂取したナトリウムを野菜の持つカリウムでナトリウムを対外へ排出する機能があることで、積極的な野菜摂取で高血圧を低減できます。

※ベジチェックは皮膚のカロテノイド量を測定し野菜摂取レベルを推定します。
カロテノイドは主に緑黄色野菜に含まれます。体格、体質等により、同じ量の野菜を摂取していても、野菜摂取レベルや野菜摂取推定量が異なることがあります。あくまでも目安とお考えください。
※野菜飲料は原料野菜の全成分を含むものではありませんが、不足しがちな野菜を補うためにお役立てください。