野菜350gは、厚生労働省が推進する成人1日の野菜摂取目標量(健康日本21)です。野菜飲料は、不足しがちな野菜を補えるので、毎日の野菜摂取の補助として、ご活用いただけます。また、野菜をジュースに加工する過程で野菜の固い細胞壁が破壊されることで、生の野菜よりも栄養吸収率が高くなる栄養素があります。例えば、トマトのリコピンではおよそ3.8倍、にんじんのβ(ベータ)カロテンではおよそ1.5倍吸収率が高まるという研究結果も報告されています(※)。
一方で、ジュースに加工することで、ビタミンCと不溶性を中心とした食物繊維といった失われる成分がありますので、生野菜や温野菜もバランスよく召し上がっていただくことも大切です。日本人の平均野菜摂取量は約290g(平成22年~令和元年国民健康・栄養調査(厚生労働省))で、約60gの野菜が不足しています。毎日の野菜摂取の補助として、不足しがちな野菜を補える野菜飲料をご活用ください。
(※)リコピン[Gartner ら(Am.J.Clin.Nutr..1997)]、β‐カロテン[Livny ら(Eur.J.Nutr..2003)]