植物性乳酸菌大学
植物性乳酸菌課程
農学部
人文学部
国際関係学部
ラブレ菌課程
医学部
1 がん治療の研究と「ラブレ菌」の関係
2 京都の漬物から発見された「ラブレ菌」
3 「ラブレ菌」で免疫力がアップする!?
4 胃液も腸液もくぐり抜ける!「ラブレ菌」のたくましい力

社会学部
総合学部
医学部 ラブレ菌の機能・効能について

2. 京都の漬物から発見された「ラブレ菌」

博士はインターフェロンの産生能力を高める物質を健康に良いとされる食べ物に求め、さまざまな食品を研究しました。とりわけ、博士が注目したのが「乳酸菌」。長寿で有名なコーカサス地方ではヨーグルトや乳酸菌飲料が多く口にされている(注)という事実が、博士の乳酸菌への興味を大いに抱かせました。

あるとき、博士が目にしたのが「京都の男性は全国2位の長寿」という新聞記事。ご自身も京都生まれの博士は、この記事に興味を持ち、京都人が好んで食べる漬物を、まさしく“かたっぱし”から調べあげました。その結果、京都の漬物の中でもとりわけ酸味のある「すぐき」の中から全く新しい乳酸菌の一種を発見。それを「ラブレ菌」と名づけたのです。

(注)ロシアの生物学者、メチニコフは、ブルガリア地方に100歳を超える長寿の方が多いことから、ブルガリア地方で常食されていたヨーグルトに着目しました。彼は「老化は腸内環境により加速される」という説を唱え、ヨーグルトに含まれている乳酸菌「ブルガリア菌」の研究を始め、腸内腐敗防止の効果を実証しました。このように腸内環境が健康に大きな影響を及ぼすことが明らかとなり、現在でも腸内環境の改善と健康との研究が盛んに続けられています。

京都の冬を代表する漬物「すぐき」
酢茎菜(すぐきな)というかぶの一種を
漬け込んで作られる。

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