TOMATO UNIVERSITY 

トマト大学
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トマトの機能・効能について
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世界のトマト事情
栄養学部 

トマトのおいしさのヒミツ
おいしさをもたらす”うまみ”成分
トマトは地中海地方の味噌・醤油
日本の21世紀のうまみだし「トマト」
農学部 

トマトの赤は太陽の恵み
文学部 

トマトの歴史

栄養学部 トマトのおいしさのヒミツ 

トマトのおいしさをもたらす「うまみ成分」や「うまみだし」など、トマトのおいしさのヒミツを勉強します。
日本の21世紀のうまみだし「トマト」
カゴメは21世紀の新うまみだしとしてトマト、トマト調味料の需要拡大を図っていきます。

トマトの故郷は、南米ペルーを中心としたアンデス高原の太平洋側の地域という説が有力です。この野生種トマトは、人間や鳥によってメキシコに運ばれ、栽培され食用になったと考えられています。

メキシコで栽培されたトマトは、1492年のコロンブスによる新大陸発見後、欧州に広まりました。そして、そこでトマトを食べるようになったのは18世紀になってからといわれます。強烈な匂いやあまりに鮮やかな赤い色への抵抗感、さらにナス科の植物には麻酔作用や幻覚作用のある植物が多かったことから、トマトも有毒植物であると信じられ、200年間ほど食用としては敬遠されていたようです。

トマトはイタリアのサン・マルツァーノで、水分が少なく、糖分が多く、酸味が弱い、加工に適した品種に改良され、料理の味付け用トマトソースとして使われるようになり、現在のように、イタリア、ギリシャなどの南欧州の地中海沿岸地方では、料理に欠かせないものになりました。

トマトのおいしさは、「グルタミン酸」を基本に、酸味と甘みが調和しているのが特長です。味噌・醤油と同様に、植物由来の「グルタミン酸」が“うまみ”を醸し出すというなじみやすい要素と同時に、トマトならではの酸味と甘みがプラスαされるため、日本の食卓でも、従来の生食中心の消費から、料理の味付けベースなどに活用した新しいうまみだしとしての利用が増えるものとカゴメでは考えています。

【図】日本と南欧の”うまみだし”
トマトは地中海地方の味噌・醤油