要チェック!健康経営施策の失敗しやすいポイント3つと、カゴメの健康サポートeラーニング

こんにちは!カゴメの管理栄養士の山口彩夏です。
カゴメの健康経営サポートサービスの提供開始から4年が過ぎ、私自身さまざまなお客様とお話しをさせていただきました。その中でよくご相談いただくのが、健康経営施策で失敗しやすいポイントと、それを裏返した成功のポイントです。
今回はこれまでにヒアリングした事例をもとに、健康施策を成功に近づけるためのポイントと、そのポイントを踏まえて開発したカゴメの健康サポートeラーニングをご紹介します。
ポイント① 健康経営施策のゴール設定
ご担当者の皆さまのお悩みの中で多いもののひとつが、「効果測定や成果報告が難しい」ということです。特にアンケートのタイミングや項目が、効果測定ができるように設計されておらず、アンケートを十分に活用しきれなかったという声をお聞きします。例えば、「開催前と開催後の意識を比較できれば報告がしやすかった…」、「アンケート回答者からの同意をとっておらず、使用したい先への結果の使用が難しい」、といったお話がありました。
施策の開催に向けた準備は確認すべきポイントが多々あり、まずは無事開催することがどうしても最優先になるかと思います。一方で、チームで「何をゴールとしてどのように効果測定をするのか」も同時に考えていくことで、より貴社の課題解決に近づくオリジナルのパッケージを企画設計することが叶うのではないでしょうか。カゴメの健康サービスをご利用いただく際はぜひ一緒に考えていきましょう!
ポイント② 平等な条件での開催
ゴールが決定した後は手段を選びます。皆さまはどのような軸で手段を選んでいますか?意外と盲点となるのが、全員が参加できる、という軸です。シフト制勤務やフレックスタイム制、全国に事業所がある場合やテレワークなど、働く時間や場所は多様性を極めています。
また、時間や場所だけではなく、環境も大きな条件のひとつです。集合型の際は全員が入る部屋があるか、そして、オンライン施策ではパソコンやスマートフォンを全員が持っているのか、その端末の環境(ネットワーク環境やOSのバージョンなど)が例として挙げられます。本番環境でのテストや不明点の確認は、ぜひ念入りに行っていただければと思います。
ポイント③ 無関心層の誘致
最後は、せっかく施策を開催しても健康になってほしい方や健康に無関心な方をなかなか巻き込めない、というお悩みです。筑波大学の調査では、健康づくりに関して関心が低い層(無関心層)は7割を占めている可能性があること明らかにされています。こちらに関してはさまざまなアプローチが提唱されており、例えばインセンティブ、インフルエンサーによる情報伝達(口コミ)、寄り添ってくれる支援者の存在、可能な限り障壁が除去されており簡単にできること、などが挙げられています。
切り口を少し変えるなど、小さな工夫が大きなきっかけになることもあるかと思います。こちらも、カゴメの健康サービスをご利用いただく際にはぜひ一緒に考えていきましょう!
皆さまのお悩みをもとに開発した、カゴメ「健康サポートeラーニング」
※1 eラーニングサンプル動画
上記のようなお悩みを解決できるサービスをご提供したいとの思いで、カゴメでは、野菜を摂ることの大切さや食生活改善の方法を楽しく学び、行動変容を促すことを目的とした「健康サポートeラーニング」を開発しました。ポイントは下記の3点です。
①設定したゴールに向けて、実施後の効果測定に役立つ報告書のご提出
ゴールとして設定することの多い、参加率、満足度、理解度などを、ログイン履歴や受講後アンケート、理解度テストの結果を踏まえてまとめ、ご報告いたします。
また、未受講者のリスト化が可能なため、リマインドいただくことも可能です。
②可能な限り多くの方が受講できる条件での設計
オンラインでご都合のよい時間に受講できるeラーニング施策となりますので、場所・時間の制約はありません。また、web環境に関しても弊社担当からの事前説明に加え、テストアカウントでご担当者様が実際に操作し確認することができます。
③無関心層の巻き込みに焦点を当てた企画
eラーニングでもただ視聴するだけでなく参加型であること、これが本サービス最大のポイントです。例えば、ユニークなキャラクターを持つ3名(※1)から好きな講師が選択できる点や、理解度を確認するクイズがあり、正答率によって講師の反応が変化する点など、自然と楽しく健康に親しみ学び続けられるポイントが各所に組み込まれています。
また、インセンティブとしてスムージーをはじめとする野菜飲料のご提供も可能です。
今回は、健康経営施策の失敗しやすいポイントを3点、ピックアップしてお伝えしました。いかがでしたでしょうか?
お伝えした3点以外にもお悩みやご要望をいただく点は多々あります。企業の健康経営と一口に言っても、働き方もライフスタイルも多様化している昨今、企業ごとの背景も課題も多種多様ですよね。皆さまが企画した健康施策を最大限活用する方法にお悩みの際は、そのお手伝いも、ぜひ私たちにお任せいただけますと幸いです。

監修:カゴメ株式会社 管理栄養士/健康経営アドバイザー 山口 彩夏
2016年カゴメに入社。カゴメの健康サービス事業立ちあげメンバー、かつ、「野菜と生活 管理栄養士ラボ」結成時からのメンバー。入社以降、メニュープロモーション提案や食育活動に携わり、北海道から九州まで幅広いエリアでの講演経験を持つ。現在は企画・広報を担当。
・経済産業省HP 筑波大学資料 「健康づくり無関心層も含めた行動変容事業としての健康ポイント」
・株式会社NTTデータ 経営研究所ニュースリリース
「健康無関心層の行動変容に対する効果的な介入手法の解明に向けた調査~無関心層への介入手法は、『自然に、寄り添い、簡単に』が効果的」~