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「カゴメブランド価値経営」に向けて ブランドステートメント制定 「自然を、おいしく、楽しく。KAGOME」 「トマトと野菜」と「乳酸菌」の両経営資源を活かし、2000億円企業へ

2003年4月1日

 カゴメ株式会社(社長:喜岡浩二)は、これまで育成してきたトマトと野菜の事業に加え、2002年11月に完全子会社化したカゴメラビオ株式会社(旧 雪印ラビオ)による乳酸菌事業を本格展開させ、両事業の融合を図るにあたり、「自然を、おいしく、楽しく。KAGOME」を当社のブランドステートメントに制定。同時に、「企業ミッション経営」から、お客様への提供価値に立脚した「カゴメブランド価値経営」へと経営戦略を進化させてまいります。(下記参照)
「自然を、おいしく、楽しく。KAGOME」に込めた意味は下記の通りです。
・「自然」とは、自然の恵みがもつ抗酸化力や免疫力を活用して、食と健康を深く追求すること
・「おいしく」とは、自然に反する添加物や技術に頼らず、体にやさしいおいしさを実現すること
・「楽しく」とは、地球環境と体内環境に十分配慮して、食の楽しさの新しい需要を創造すること
自然を、おいしく、楽しく。KAGOME
自然の"生命エネルギー"が「おいしい」、「楽しい」という価値に育っていく、というイメージを オーガニックなフォルム(形態)の3個のエレメント(要素)で訴求しました。黄色は「光・果実」、 緑色は「自然・野菜・さわやかさ・安らぎ」、赤色は「太陽・トマト・エネルギー」を表現して います。3色の組合せで、カジュアルな楽しさを演出しました。
(カゴメブランド価値経営に至った背景)
 当社は、1998年に「トマトと野菜カンパニー」を宣言し、「野菜飲料を国民健康飲料に育成する」「トマトを21世紀の日本人の旨みだしに育成する」という2つの企業ミッションを定め、この達成に邁進してまいりました。

 トマトと野菜のもつ「抗酸化力」(老化や癌、心臓病などの原因と考えられる体内の活性酸素を除去する働き)で体内を正常に保つことの重要性をアピールし、「体内環境正常化」キャンペーンを展開。その結果、多くのお客様に「カゴメは、野菜の栄養で、手軽に健康をサポートしてくれる会社」というイメージが定着するに至りました。

 2002年11月にカゴメラビオ株式会社(旧 雪印ラビオ)を完全子会社化し、当社は「乳酸菌」という新たな経営資源を獲得することができました。そして、カゴメが持つ「野菜の抗酸化力」とカゴメラビオが持つ「乳酸菌の免疫力」という2つのコア・コンピタンス(中核となる企業の強み)を積極的に組み合わせることで、カゴメがお客様に提供できる「価値」の幅を大きく広げることができるようになりました。
 「野菜の抗酸化力」と「乳酸菌の免疫力」を併せ持つ強みを活かし、「体内環境正常化」を超えた「体内環境活性化」といった領域まで、添加物などにたよらずに自然が持つ恵みで実現し、新たな需要を創造していく考えです。

 今後、「自然を、おいしく、楽しく、KAGOME」のもと、飲料、食品など事業ごとの提供価値を明確にするとともに、これに基づいた商品開発、技術開発を積極化させ、カゴメブランドとして一貫したコミュニケーション戦略を展開してまいります。