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カゴメ株式会社からアサヒ飲料株式会社への「六条麦茶」ブランドの譲渡に関するお知らせ

2010年12月21日

 

アサヒ飲料株式会社
カゴメ株式会社

アサヒビールグループのアサヒ飲料株式会社(以下「アサヒ飲料」)とカゴメ株式会社(以下「カゴメ」)は、現在カゴメが販売する「六条麦茶」ブランドのアサヒ飲料への譲渡に関する契約を、12月21日に締結しました。

この契約により、アサヒ飲料は「六条麦茶」の製造・販売権を取得し、2011年4月から販売を開始し、アサヒビールグループの国内飲料事業の中核会社としての強みをいかし、ブランドの活性化を図ります。また、カゴメは、引き続き成長分野の選択と集中を行い、経営資源を投下していく予定です。

アサヒビール株式会社(以下「アサヒビール」)とカゴメは、「食と健康」の分野において互いの得意分野をいかし、お客様への新しい価値の提案に協力しあうことで、相互の企業価値及び株主価値を最大化させることを目的に、2007年2月、業務・資本提携を締結しました。

アサヒビールグループとカゴメは、この提携による強固な信頼・協力関係のもと、両社事業のシナジー効果の最大化・極大化をめざし、研究開発・調達・生産・販売及びサービスといった事業活動全般において様々な取り組みを検討・実施しています。
今回の「六条麦茶」ブランドの譲渡は、この提携による取り組みの一環として検討を重ね、実施に至ったものです。

「六条麦茶」は、1988年にカゴメが発売、本年で23年目を迎えるロングセラーブランドです。厳選した六条大麦と純水を原料に、独自の焙煎・抽出により香ばしくふくよかな味わいを実現。乳化剤・香料無添加、ノンカフェインで赤ちゃんにも安心して飲んでいただける麦茶飲料です。
麦茶飲料の市場規模は、年間3,000万箱程度と見込まれ、日本茶飲料市場の中では1割弱程度の市場規模とみられます。微増ながらも安定的に成長しており、清涼飲料の最盛期である夏場に強いのが特徴です。そのような市場において「六条麦茶」は、80%程度の高い認知率を保持しており、アサヒ飲料では、「六条麦茶」のロングセラーブランドとしての価値を高く評価し、夏場の商品ポートフォリオの補完に有効であると判断しました。

アサヒ飲料では、2012年を最終年度とする第4次中期経営計画において、加速する市場環境の変化に瞬時に対応できる「『活力』と『逞しさ』を兼ね備えたアサヒ飲料への成長」をビジョンに「成長戦略」と「構造改革」を推進し、早期に国内飲料市場シェア10% の達成を目指しています。
今回の「六条麦茶」の取得により、「ずっとやさしい、ずっと安心」というキャッチフレーズのもと、これまで培ってきた品質とコンセプトを引き継ぐとともに、アサヒ飲料の総合飲料メーカーとしての強みを発揮しブランドの活性化をはかり、成長をさらに加速させてまいります。

以上