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中国での生鮮トマト事業を開始
~生鮮トマト事業として初の海外進出~

2013年10月15日

カゴメ株式会社(社長: 西秀訓)は、2013年9月27日(金)、中国国内における生鮮トマトの生産・販売を行う可果美紅梅(寧夏)農業有限公司に、山東紅梅園芸科技有限公司と共同で出資し、中国での生鮮トマト事業を開始します。

 

1.事業プラン

中国では、安全・安心志向の高まりから、会員制野菜宅配業者などを通じて、生産過程における安全性が確認できる野菜を購入する消費者が増えています。

今回設立する新会社では、こうした需要に応え、カゴメが日本国内で培った(※1)生鮮トマトの栽培技術や品種を活かし、良質で安全・安心な生鮮トマトを、供給するビジネスを開始します。新会社の所在地である銀川は、年間を通じて日射量が多いなど、生鮮トマトの栽培に最も適した気候条件にあり、カゴメが保有するトマトの品種を中心に現地で栽培、北京・上海などの消費地に輸送し、販売致します。2017年までに、栽培面積4.4ha、総収量で530tの生産を計画しており、売上高は1億円を見込んでいます。

 

中国におけるトマト消費量は年間3,892万トン(※2)と世界一であり、一人当たりの消費量も28.5kgと日本の3.4倍(※3)にあたります。カゴメの高品質な生鮮トマトを供給し、中国で高まるお客様のニーズに応えることで、東アジアでのビジネスの更なる拡大を目指します。

 

※1カゴメは1998年から、日本国内において大規模な施設園芸で行う生鮮トマト事業に取組んでいます。本事業における2012年度の売上は、過去最高の89億円を達成しています

※2 第二位のアメリカは1,363万t、第三位のインドは990万t

(出典:FAO Food Balance Sheets 2009)

※3 日本の一人当たり消費量は8.3kg(出典:FAO Food Balance Sheets 2009)

 

2.新会社の概要

(1) 商号:可果美紅梅(寧夏)農業有限公司 

(2) 設立日:2013年9月27日

(3) 代表者:董事長 江端徳人(カゴメ株式会社執行役員アジア事業カンパニー東アジアオフィス室長)

(4) 所在地:中華人民共和国 寧夏回族自治区銀川市

(5) 主な事業内容:生鮮トマトの栽培販売など

(6) 決算期:12月

(7) 資本金:3百万元(約5千万円)

(8) 株主構成:カゴメ60%、山東紅梅園芸科技有限公司40%