2014年8月26日
カゴメ株式会社(社長:寺田直行)は、8月31日「野菜(ヤサイ)の日」にあわせ、全国の20歳~59歳の子ども・夫がいる女性1,200人を対象に、「夏の野菜摂取量」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。調査の背景として、成人の1日あたりの野菜類摂取量が目標値である350gに過去10年間1度も達しておらず、特に緑黄色野菜に関してはここ数年減少傾向にあること(グラフ1)、そして月別にみると8月が1月の次に野菜購入量の低い月(グラフ2)であることから、夏の野菜摂取不足が現代人の大きな課題であると考え、今回「野菜の日」を機に調査の実施に至りました。
調査では、対象者自身の今夏の野菜摂取の状況や、食卓での野菜の調理法について質問し、今夏の野菜摂取に関する意識や実態をカゴメ独自に調査しました。また、調査結果を踏まえ、自宅でおいしく、簡単に調理できる野菜レシピを紹介いたします。調査概要については以下を、調査結果については次項をご確認ください。
◆ この夏、十分に野菜を食べていると思っていると答えた42.7%の女性が実は野菜摂取不足
◆ 今夏の野菜摂取量、約4人に1人が春に比べて減少傾向。要因は「暑いので加熱調理をしないため」が3割にも
◆ 週3日以上、生野菜で野菜摂取をする約7割が野菜不足。暑い日にも加熱調理する人ほど野菜摂取が十分な傾向
<グラフ1>1日の野菜類摂取量の平均値の年次推移(20歳以上、男女計) 単位:g
<グラフ2>毎月の生鮮野菜購入量 単位:g
【8月31日「野菜の日」夏の野菜摂取】 調査結果サマリー
今回のアンケート回答者1,200人に「この夏、十分に野菜を食べていると思いますか」という質問をしたところ、約7割の女性が、「どちらかと言えば不十分だと思う(47.7%)」、「不十分だと思う(19.3%)と回答しました。また、約3人に1人が「どちらかといえば十分だと思う(27.8%)」「十分だと思う(5.3%)」と回答しましたが、そのうちの42.7%が、1日あたりに成人に必要とされる野菜摂取量(350g以上)を「あまり摂取できていない」「ほとんど摂取できていない」と回答し、十分に野菜を食べていると思っている女性の、半数近くが野菜不足である可能性がうかがえました。
今回のアンケート回答者1,200人に今年の春と比べた今夏の野菜摂取量を聞いたところ、計24.4%が「どちらかと言えば減っている(15.6%)」、「減っている(8.8%)」と回答しました。また「減っている」要因を「減っている」と回答した方に尋ねたところ、31.1%が「暑いので加熱調理をしない」と回答しました。また、「暑い日に長時間火を使う料理を避けていると思いますか」という質問をしたところ、「どちらかと言えば思う(30.8%)」、「思う(27.3%)」と回答した女性が、全体のうちで計56.1%となり、夏の暑さの影響が調理法に影響を与えていることがうかがえました。
今回のアンケート回答者1,200人に「今夏、生野菜を食卓に出す頻度はどの程度ですか。」という質問をしたところ、55.3%が「週3日以上」と回答しました。さらに、そのうちの69.0%が、1日あたりに成人に必要とされる野菜摂取量(350g以上)が「あまり摂取できていない(54.8%)」「ほとんど摂取できていない(14.2%)という結果になりました。また、生野菜を「週3日以上」摂取する人のうち、暑い日に長時間火を使う料理を避けていると回答したのは、「どちらかと言えば思う(32.4%)」、「思う(24.8%)」で半数以上となり、生野菜派は加熱調理を避ける傾向となりました。
暑い日に加熱調理を避ける派と避けない派で、1日あたりに成人に必要とされる野菜摂取量(350g以上)を比較したところ、避ける派は「だいたい摂取できている(17.8%)」、「いつも摂取できている(0.1%)」、避けない派は「だいたい摂取できている(32.0%)」、「いつも摂取できている(6.2%)」となり、暑い日でも加熱調理を実施するほうが、十分な量の野菜を摂取できていることが示唆されました。
今回のアンケート回答者1,200人に「この夏、あなた自身がよく食べている野菜」を聞いたところ、「トマト」が71.8%、次いで「きゅうり」が71.2%、「たまねぎ」が67.9%となりました。夏に定番の緑黄色野菜であるトマトに人気が集まる一方で、夏場に緑黄色野菜を継続的に食卓に出すことが「どちらかと言えば難しい(48.2%)」「難しい(15.8%)」と考えている女性が、全体の7割以上という結果になりました。
<参考>カゴメからのレシピ提案
野菜加工食品を活用することで、調理の手間も軽減。夏も効率的に野菜を摂ることができます。
おうちでおいしく、カンタンに調理できるカゴメ特製のレシピをご紹介いたします。