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<第58回日本糖尿病学会年次学術集会(2015年5月21日~24日)で発表予定>
200 mL程度の野菜ジュースを食前に飲むことが食後の血糖値上昇抑制に効果的であることを確認

年月日

カゴメ株式会社(社長:寺田直行、本社:愛知県名古屋市)は、城西大学(金本郁男教授)との共同研究により、メタボリックシンドローム(以下メタボ)の原因の一つである食後の血糖値上昇を抑えるためには、200 mL程度の野菜ジュースを食前に飲むことが効果的であることを、ヒト試験で明らかにしました。

【参考】メタボをとりまく状況

医療費の高騰等から、厚生労働省は「医療保険制度改革法案」を2015年の通常国会に提出し、現在審議が行われています。本法案では保険加入者のメタボ予防や健康づくりに向けた取り組みに応じ、ヘルスケアポイント付与や保険料への支援等を実施するという内容を含んでいます。可決されれば、メタボの予防・改善に対する関心はこれまで以上に高まることが予想されます。

■背景

野菜には血糖値の上昇を抑える成分が含まれています。弊社ではこれまでに、野菜ジュースを食前に飲むことで、食後の血糖値上昇が抑えられ、特に食事の30分前に飲むことでその効果が高まることを確認しています。(城西大学との共同研究)

<参考>http://www.kagome.co.jp/company/news/2015/01/002108.html

■本研究の目的及び結果

本試験は、食後の血糖値上昇を抑えるのに効果的な野菜ジュースの飲用量を明らかにすることを目的としました。その結果、200 mL程度の野菜ジュースを食前に飲むことが効果的であることを確認しました。

■まとめ

・食後の血糖値上昇を抑えるためには、200 mL程度の野菜ジュースを食前に飲むことが効果的であることを明らかにしました。

この研究成果は第58回日本糖尿病学会年次学術集会(2015年5月21日~24日)にて発表します。

【城西大学薬学部医薬品安全性学教授 金本郁男先生のコメント】

野菜サラダにくらべると、市販の野菜ジュースの良さは、その手軽さです。朝起きがけに野菜ジュースをコップ1杯飲むだけで食後血糖が改善できるわけです。ただし、野菜ジュースの効果だけに期待して野菜ジュースを飲み過ぎるのではなく、食事全体のカロリーなどにも気を付けて、バランスの良い食事をすることが大切です。今後は、耐糖能異常のある人にも同様の効果があることを明らかにして参ります。

※詳細はこちらをご覧ください。