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長野県富士見町と連携した農事業の開始と
地域振興に関する連携協定の締結について

2016年5月12日

(長野県富士見町と連携した農事業の開始について)


 カゴメ株式会社(社長:寺田直行、本社:愛知県名古屋市)と長野県富士見町は、農地の有効活用や農業不足などの農業課題を連携して解消することを目的として、新たに農業連携事業をスタートさせます。

 本事業は、地域の農業の担い手と弊社が出資した農業法人(※)を運営会社として、弊社富士見工場前の水田地帯で大規模な野菜生産を行うもので、農業生産を通じて農地の有効活用や雇用創出効果と経済効果を創出するとともに農業と農産物加工工場を一体化してCO2の循環や水資源の保全を実現する新しい農業振興・地方創生モデルとして期待している事業です。

まずは「最先端テクノロジーを導入した大型菜園による生鮮トマトの周年栽培」、「簡易温室による夏越しトマトの栽培」、「基盤整備による大区画化を活かした加工用トマトの栽培」、「加工用の葉野菜・八ヶ岳高原野菜の栽培」等の事業を、18年秋から19年春の開始にむけて進める予定です。


  ※ 法人の概要

(富士見町との地域振興に関する連携協定の締結について)


 弊社は、1968年に富士見工場の農産加工事業の操業を開始して以来、富士見町の様々な行事や活動に参画して参りました。今回、富士見工場に隣接する農地を活用した農事業を新たに加えた事で、富士見町が抱える社会課題を相互連携して解決していく事を目的とした、地域振興に関する連携協定を締結することになりました。


■ 富士見町とカゴメ株式会社との地域振興に関する連携協定の主な内容 (協定内容を要約して記載しております。)

* 最先端テクノロジーを活用した農業の振興について

* 自然環境の保全について

* カゴメ富士見工場、及び今回の農事業を通じた雇用創出について

* 富士見町が進める、町民の健康寿命の延伸に対する取組への協力について


弊社は、今年度よりスタートした中期経営計画(16年~18年)において、
10年後のありたい姿を 「食を通じて社会問題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業になる」 としました。

国内では、医療費や介護費の増加が深刻な社会問題となる中で、「健康寿命の延伸」が大きな課題となっています。
また、人口減少社会で、高齢化、労働人口の減少が急激に進む地域では、農地荒廃や担い手不足による農業生産基盤の脆弱化が問題となっており、「地方創生」、「農業復興」が課題となっています。
富士見町と連携して進める事業は、これらの社会問題の解決に貢献するとともに、弊社の持続的な成長につながるものと考えております。

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