野菜の産地形成による地域農業の振興

面積契約による加工用トマトの調達

トマトジュースなどに使用する国産の加工用生トマトは、調達を開始する前に、品質規格を含む契約を取引先と結びます。そのうち「面積契約」による調達方式の場合、面積や価格等を確定した上で栽培を依頼し、規格に適合するトマトを全量買い取ります。
この取り組みにより、加工用トマト生産者の経営の安定化に貢献できるとともに、高品質なトマトの安定調達を図ることができます。

地域との連携

創業以来、よい原料はよい畑から生まれるという考えを変えることなく、安心・安全な原料を調達するためにトマトなどの「契約栽培」に取り組み、産地拡大を進めています。
2021年9月には、いわみざわ農業協同組合、ヤンマーアグリジャパン株式会社北海道支社と、JAいわみざわ管轄内における加工用トマトの産地拡大の推進を目的とした連携協定を締結しており、加工用トマトの産地拡大を推進することで、地域農業の振興にも貢献したいと考えています。

<連携事項>
(1) 加工用トマトの拡大に向けた推進に関すること
(2) 産地に合わせた加工用トマトの栽培技術の改善に関すること
(3) 加工用トマトの品種開発・導入に関すること
(4) 加工用トマト収穫機の運用及びメンテナンスに関すること
(5) その他本協定の目的に資すること

ベビーリーフ事業の拡大

ベビーリーフの市場拡大の可能性に着目して、2014年よりベビーリーフの販売を開始し、2017年より山梨県北杜市において「高根ベビーリーフ菜園」を稼働しました。
野菜の幼葉であるベビーリーフは、えぐみが少なく、やわらかな食感が特徴で、サラダや様々な料理のトッピングとして、生のままおいしくお召しあがりいただけます。お客様の需要喚起を図ることにより、ベビーリーフの生産量拡大につなげ、ひいては地域の農業振興に貢献したいと考えています。