トップメッセージ

畑から始まるバリューチェーンを強みとして、自然の恵みを活かした商品をお届けし、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します

カゴメグループの歩みとサステナビリティ

カゴメは1899年の創業以来、自然の恵みを活かした事業を通じて、健康的で豊かな食生活に貢献してまいりました。野菜・果物のおいしさや栄養を活かした食品・飲料の開発と普及に力を注ぎ、生産者と協働した持続可能な農業の推進、食育活動の支援など、さまざまな形で地域社会の発展を支え、ともに成長することを目指してきました。

食を通じて社会課題を解決し、持続可能な社会へ

カゴメグループは今、食を通じて3つの社会課題「健康寿命の延伸」「農業振興・地方創生」「持続可能な地球環境」の解決に取り組み、「持続的に成長できる強い企業」という2025年のありたい姿の実現にむけて、着実に歩みを進めております。
生活者の野菜摂取に対する意識や行動を変える「野菜をとろうキャンペーン」の展開、加工用トマト生産者への栽培サポートの強化、温室効果ガスの排出量削減などへの取り組みは、3つの社会課題の解決につながるとともに、自然の恵みを享受して商品・サービスを生み出している当社にとって、将来にわたり成長を続ける上での重要な経営基盤を強固にする活動でもあります。
このように2025年のありたい姿を目指すことは、当社のサステナビリティの実現にむけた活動そのものであると考えております。

サステナビリティ推進体制と重点課題

一方で、昨今、経営環境は目まぐるしく変化し、不確実性は増すばかりです。このような難しい経営環境下で持続的成長を実現するためには、これまで以上に積極的にサステナビリティに関する目標を経営戦略に取り入れ、グループ一丸となって推進することが重要であると考えています。
そこで、全社のサステナビリティを推進する組織として、経営企画室に「サステナビリティグループ」を新設しました。加えて、経営会議や取締役会に対して提言を行う機関として「サステナビリティ委員会」を設置し、長期を見据えた機会・リスクの検討やマテリアリティ達成のために特定したサステナビリティ課題に取り組んでいます。現在は重点的に取り組むサステナビリティ課題として「持続可能な農業」「サーキュラーエコノミー」「環境負荷の低減」「サプライチェーンCSR」を設定しています。

一人ひとりの笑顔と健康のために

カゴメグループはこれからも、グループ全体の経営資源である畑から生活者までのバリューチェーンを強みとして、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、企業価値の向上を目指してまいります。一人ひとりの笑顔と健康を願いながら、自然の恵みを活かした商品づくりに一層励み、社会にとってなくてはならない企業をめざす所存です。
今後も皆さまのご指導とご助言を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

カゴメ株式会社 代表取締役社長 山口 聡