水の保全水の保全

カゴメグループ 水の方針

カゴメグループは商品の原料となる作物の栽培に水を使い、加工段階でも多くの水を使用しています。日本は水が比較的豊かといわれていますが、世界では水不足が深刻な地域が存在しています。そのため、水の負荷をできる限り少なくすることが必要です。
カゴメグループは、活動する地域の水資源を守るため、それぞれの地域に合ったサステナブルな対応を進めていきます。

カゴメグループ 水の方針
  • 1.カゴメグループおよび主要サプライヤーでの水リスクを把握します
  • 2.地域の水資源を守るため、取水量の削減に努め、水を大切に使用します
  • 3.使用した水は、きれいにして地域に還します
  • 4.水リスクの高い事業所においては、その地域に合った水の対策を推進します

水リスクの把握と対策

2018年度に海外のカゴメグループの水のリスクを調査しました。
海外のカゴメグループ8工場では、米国の干ばつやオーストラリアの干ばつ・大雨のリスクがあることがわかりました。Kagome Australia Pty Ltd.では、2017年に4月の大雨等でトマト栽培に大きな被害が発生しました。過去のデータを調査した結果、4月後半に大雨のリスクが高いことから、2018年からは気候変動に適応し、トマト栽培時期をずらすことでリスク回避を図っています。また、逆に干ばつのリスクもあるため、冬に工場で使用した水をダムに溜め、春の作物の栽培に利用するなど、水の再利用に努めています。

Kagome Australia Pty Ltd.の貯水ダム
Kagome Australia Pty Ltd.の貯水ダム

水の取水量の削減

カゴメグループでの2018年度の取水量は、8,053千トンとなり、2017年と比較し2.4%増加しました。
海外での水の取水源は、米国とオーストラリアが水道水で、ポルトガルとイタリアは井戸水、台湾は水道水と井戸水を使用しています。

カゴメグループの取水量の推移

単位 千トン
2015 2016 2017 2018
日本 3,799 3,627 3,442 3,247
米国 236 250 233 239
ポルトガル 4,018 4,060 3,714 4,095
オーストラリア 325 304 271 296
イタリア 135 127 126 110
台湾 92 93 81 66
合計 8,605 8,461 7,867 8,053

国内工場の水使用量の削減

※環境パフォーマンスデータの年度の期間は、2014年度までは4月~3月、2015年度以降は決算期変更に伴い、1月~12月で計算しています。

効率的な水利用・再利用の促進

カゴメの工場では、原料農産物の洗浄や製品の冷却などで大量の水を使用していることから、効率的な水利用や再利用などを促進し、水使用量の削減に努めています。
2018年度における国内全工場の水使用量は、工場の節水対策の徹底により2017年度比約5.9%減少して2,879千t、生産量あたりの使用量は、2017年度より6.3%減少し、7.4t/klとなりました。
今後も使用方法の再点検や冷却水の再利用などを通じて水使用量の削減に努めます。

水使用量の推移
水使用量の推移

水質保全

各工場には排水処理施設を設置し、工場内で使用した水は法律で定められた基準に基き、きれいな状態にして河川に放流することで地域に還しています。また、工場が所在する地域に水質保全のための条例等※がある場合は、その基準を順守し、その水域の環境保全に努めています。
※茨城県霞ヶ浦及び北浦水域における排水基準
 愛知県第8次総量削減計画

森林保全・整備活動

カゴメは、長野県の「森林の里親促進事業」制度を活用して、2015年8月8日に長野県富士見町との間で里親契約(カゴメが里親、富士見町が里子)を締結しました。
富士見工場で使用している井戸水の水源となる入笠山山系の恵みに感謝し、入笠山(長野県富士見町)の約150haの区域を「カゴメの森」と命名し、森林保全・整備活動を行っています。2018年度は、その活動の1つとして従業員も参加した5月の植樹と7月の下草刈りを実施しました。あわせて、富士見工場では2005年度から富士見町主催の入笠山植栽ボランティアにも参加しています。

「カゴメの森」案内看板
「カゴメの森」案内看板
入笠山での植樹活動
入笠山での植樹活動