カゴメグループでは、環境に配慮した商品の研究や開発にも注力し、環境負荷の低い商品容器・梱包資材への切り替えや、生鮮野菜商品の栽培方法の確立に注力しています。
FSC®(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)は、木材を生産する森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工の過程を認証する制度を管理する国際的な機関です。
FSCマークが入った製品を選択して購入いただくことで、海外で生産された木材であっても、環境や社会に大きな負荷をかけずに生産された製品(木材)を選択できるような仕組みになっており、世界の森林保全を間接的に応援できます。
カゴメは2014年9月にFSCマークのついた紙パック飲料として「野菜生活100 ORGANIC有機野菜&有機果実使用」を導入し、2015年3月には、主力商品の一つである「野菜一日これ一本」、2015年10月には「野菜生活100シリーズ リーフパック」「野菜一日これ一本 リーフパック」にもFSC認証の紙パックを採用しました。
今後、さらにFSC認証紙パックの使用を拡大し、持続可能な資源を用いたものづくり・商品の提供によって、サステナブルな社会の実現へ貢献してまいります。
カゴメでは、主要商品の「野菜生活100」ホームパックに使用する紙製容器において、グリーン電力※を使用して印刷された容器を採用しています。電力供給量の面などの課題もありますが、今後も関係者とともに環境に配慮した取り組みを進めていきます。
※グリーン電力:風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーにより発電された電力のこと。自然エネルギーによる発電は発電する時にCO2を発生しないと考えられている。
カゴメでは、ギフトセット商品の飲料容器において、第3回エコプロダクツ大賞・エコプロダクツ部門農林水産大臣賞を受賞した、環境配慮型紙製飲料容器の「カートカン」を積極的に採用しています。このカートカンは国内の間伐材や端材などを30%以上使用しているため、「植える→育てる→収穫する」というサイクルがスムーズに循環し、日本の森林を守り育てることにつながります。2016年度においてはギフトセット飲料商品売上の約27%を占めています。
また、飲用後のリサイクルを進めるため、リサイクル方法をカゴメホームページに掲載しています。
飲用後の紙パックを分別し、さらにたたんで減容化していただいたお客さまに対し、感謝を表したメッセージ「たたんでくれてありがとう」を容器に表示しています。
本表示は2008年9月から200mlで開始し、今では100ml、125mlの容器にも拡大しています。また、本取り組みは他企業へも拡大しています。
今日、授業で、野菜生活のたたんでくれてありがとうっていうのをやったんですよ。それで、リサイクルするのも楽しいなと思って。中二です。頑張ってください。
紙パックをたたんで捨てるのを奨励しておられるのは大変良いことだと思います。わたくしも「たたんでくれてありがとう」という文字を見たくて、いつもたたむようにしています。
今日トマトジュースを飲み終わってパックをつぶしたら、娘が「こんなこと書いてある!」と言って「たたんでくれてありがとう」を教えてくれ、「パックはちゃんとつぶしてゴミをかさばらなくするといいね」と会話ができとてもホッコリしました。ありがとうございました。
先日、本校二年生に対し、「野菜生活」パッケージメッセージから学びを深める道徳の授業を行い、今、自分たちにできることはなんだろうと考えました。その後、子どもたちは紙パックをたたむことが多くなり、また、紙パックだけではなく、他のゴミも小さくして捨てようとする姿を見かけることもあり、うれしい限りです。
カゴメは、リサイクルシステムが確立され、高いリサイクル率を維持している段ボールを包装材として積極的に採用しています。ギフトセット商品の一部は、フタの材質を化粧箱から段ボールに変更し、廃棄時に再度リサイクルしていただけるよう、箱のたたみ方を側面に表示しています。また、株主優待についても2003年度より化粧箱から段ボールに変更しています。
カゴメは、安全でおいしい生鮮トマトを1年中安定して市場にお届けするため、大型温室を使用してトマトを栽培しています。その大型温室では、スラブ(ココ椰子殻)を培地とした養液栽培を行っています。
また、環境負荷の低減のため、下記のような取り組みを進めています。