国内カゴメグループでは、2017年に制定した品質・環境方針とカゴメ環境マネジメントシステムに基づき、社長以下全部門・全事業所の役割を明確化し、環境マネジメントシステム(EMS)の継続的な改善に努めています。
具体的には、品質・環境方針に沿って環境マネジメント3ヵ年計画を定め、その目標の達成に向け年度ごとの目標を設定しています。各部門・事業所は、年度目標に沿って環境保全活動を推進し、経営層、各部門長・事業所長が活動実績について定期的にチェック・アンド・レビューすることで、次年度の目標や取り組み方針を設定しています。
カゴメは、ISO14001に基づく環境マネジメントシステムを運用しており、外部監査員による環境監査と、社内監査員による内部監査を実施し、環境マネジメントシステムの適正な運用と高度化に努めています。
2019年7月現在、国内全6工場及び品質保証部、生産技術部を対象範囲としてISO14001:2015の認証を取得しています。
環境会計については、環境省「環境会計ガイドライン(2005年版)」を参考に、適切な取り組みを進められるよう適宜項目を見直しています。カゴメにおいて、2019年度は、投資、費用合わせて1,246百万円を投入しました。
項目・内容 | 投資額 | 費用額 | ||
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事業エリア内コスト | ①公害防止コスト | 大気汚染防止、水質汚濁防止、大気・水質の分析・測定など | 45 | 316 |
②地球環境保全コスト | CO2削減、省エネルギー、オゾン層破壊防止など | 60 | 185 | |
③資源循環コスト | 資源の効率的利用、廃棄物再資源化など | 0 | 157 | |
①②③の合計 | 105 | 658 | ||
上・下流コスト | 容器包装の再資源化委託料など | 0 | 166 | |
管理活動コスト | 環境マネジメントシステム運用、環境教育など | 0 | 301 | |
研究開発コスト | 環境負荷低減のための研究開発活動 | 0 | 2 | |
社会活動コスト | 環境美化、公害対策賦課金、関連団体活動費など | 0 | 15 | |
環境損傷対応コスト | 0 | 0 | ||
合計 | 105 | 1,141 |