原種はヨーロッパの野草

キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、コールラビの原種は「ヤセイカンラン」という、地中海からイギリスにかけて分布する野草です。
これらの野菜の中で最も原種に近いのはケールで、野生種のケールをケルト人が栽培し、ヨーロッパ各地に広めていくうちにブロッコリーやカリフラワー、キャベツなどに分化したと言われています。コールラビや芽キャベツも同じ系統の仲間です。
どこを食べている?
ヤセイカンランから生まれた野菜は、それぞれユニークな形に発達しました。私たちが普段食べている部位にも違いがあります。
- 葉を食べる:ケール、キャベツ
- 蕾を食べる:ブロッコリー、カリフラワー
- 芽を食べる:芽キャベツ
- 茎を食べる:コールラビ
1つの植物が、どうしてこんなにも大きく変化したのでしょうか?その理由の1つに品種改良があります。
どうやってこんなに変わったの?品種改良の超入門
野生の植物のほとんどは栽培や食用に適していません。野菜に限らず、米や果物など農作物の多くは、長い年月をかけて人の手で作り出されたものです。
初期の品種改良は、自然に発生する突然変異を利用していました。
例えば、もともと実が小さい植物でも、稀に大きな実をつけるものがあるので、その種を取って栽培を繰り返すと、大きな実をつける品種ができるようになります。
しかし、それだけでは効率が悪いので、異なる品種のかけ合わせが行われるようになりました。例えば「おいしいけれど病気に弱い品種」と「病気に強いけれどおいしくない品種」をかけ合わせて、できた個体の中からより良いものを選んで再びかけ合わせる作業を繰り返します。すると、「おいしくて病気に強い品種」が生まれてくるというものです。

このように「変わりダネを見つけて残す」「かけ合わせて“いいとこ取り”を探す」ことで食用に向くいろいろな品種がつくられてきたのです。現代ではさまざまな技術を使い、より多様な品種が生み出されています。
最後に
赤の他人のようで、じつは深いつながりを持っていたキャベツやブロッコリー。こうした“親戚関係”を知ると、スーパーの野菜コーナーなどに並ぶ姿も少し違って見えるかもしれません。





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