さやえんどう、グリンピース、スナップエンドウの特徴と歴史
●さやえんどう
![さやえんどうはえんどうを若採りしたもの さやえんどうはえんどうを若採りしたもの](/library/vegeday/img/article/202102/img_11123_01.jpg)
・特徴
えんどうを若いうちに採り、さやごと食べるもの。その中でも特に小ぶりなものは、「絹さや」とも呼ばれます。
・歴史
最初は江戸時代にヨーロッパから伝えられたようですが、本格的に普及したのは、欧米から良質な品種が導入された明治時代になってから。
●グリンピース
![グリンピースはえんどうの豆を完熟する前に収穫したもの グリンピースはえんどうの豆を完熟する前に収穫したもの](/library/vegeday/img/article/202102/img_11123_02.jpg)
・特徴
えんどうのさやの中の豆をある程度大きくなるまで成長させ、完熟する前のやわらかい状態の時に収穫したもの。
・歴史
日本では明治時代になってから普及したとされています。
●スナップエンドウ
![スナップエンドウはグリンピースをさやごと食べられるように改良したもの スナップエンドウはグリンピースをさやごと食べられるように改良したもの](/library/vegeday/img/article/202102/img_11123_03.jpg)
・特徴
グリンピースをさやごと食べられるように品種改良したもの。肉厚で甘みが強い。
・歴史
日本にはアメリカから導入され、1970年代から出回るようになりました。
さやえんどう、グリンピース、スナップエンドウの栄養
えんどう類にはビタミンC、ビタミンB1、ビタミンK、葉酸が含まれています。それらを比較したのが下のグラフです。さやえんどうはグリンピースやスナップエンドウに比べてビタミンC、ビタミンKを多く含みますが、ビタミンB1はグリンピースよりも少ないなど、分類上は同じものであっても栄養の含有量が異なります。
![さやえんどう、グリンピース、スナップエンドウの栄養素の比較のグラフ さやえんどう、グリンピース、スナップエンドウの栄養素の比較のグラフ](/library/vegeday/img/article/202102/img_11123_04.jpg)
最後に
いろいろなえんどう類を料理に取り入れてみましょう。