[ふきのとうのレシピ]やっぱり味噌と天ぷら!旬を堪能する2選

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[ふきのとうのレシピ]やっぱり味噌と天ぷら!旬を堪能する2選

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3~4月にかけて出荷されるふきのとうは、春の山菜の代表格。ふきの花のつぼみ状態の「花茎(かけい)」がふきのとうと呼ばれ、独特の風味と食感で昔から日本で親しまれています。ふきのとうに含まれる栄養素やあく抜きの方法、2つの代表的なレシピを紹介します。

ふきのとうに含まれる栄養素

ふきのとうは食物繊維、ビタミンKなどを豊富に含む

ふきのとうは、食物繊維6.4g、ビタミンE(α-トコフェノール)3.2mg、ビタミンK92μg(マイクログラム)、葉酸160μgなどを豊富に含み、これらの栄養素は、ふきよりも多く含まれています(可食部100g当たり)。

ふきのとうのあく抜きの方法

ふきのとうは、えぐみや苦みが強いので、しっかりとあく抜きをして食べましょう。

  1. 塩を加えたたっぷりの熱湯でふきのとうを数分間茹でこぼし、茹で汁は必ず捨てる(溶けたピロリジジンアルカロイド類を含んでいるため)。茹で時間は、あくの強さや好みの硬さに応じて変える。
    ふきのとうのあく抜き1:塩を加えた熱湯で茹でこぼし、茹で汁は必ず捨てる
  2. 流水で冷やした後、時々水を替えながら室温で水にさらし、水気を十分に切る。
    ふきのとうのあく抜き2:冷水で冷やした後、水を替えながら室温で水にさらす

ふきのとうの味噌と天ぷらレシピ

独特の苦みと香りを楽しむふきのとうのレシピです。

●ふきのとう味噌

ふきのとうと味噌が相性抜群で、ごはんのお供にぴったり!

ふきのとう味噌のレシピ

材料

  • ふきのとう(あく抜きしたもの):100g
  • 味噌:大さじ4
  • 砂糖:大さじ4
  • みりん:大さじ2
  • サラダ油:少々

作り方

  1. ふきのとうを細かく刻む。
  2. 鍋かフライパンにサラダ油を熱し、1を炒める。
  3. 味噌、砂糖、みりんを加え、好みの味に仕上げる。

●ふきのとうの天ぷら

サクッとした歯ごたえが楽しめる!

ふきのとうの天ぷらのレシピ

材料

  • ふきのとう(あく抜きしたもの):100g
  • 天ぷら粉:50g
  • 卵:1個
  • 水:40ml
  • 天ぷら油:適量
  • 塩:少々

作り方

  1. まぶし用に天ぷら粉を取り分け、ふきのとうにまぶす。
  2. ボウルに天ぷら粉と溶いた卵、水を入れて合わせた後、10~20分ほど寝かせる(少しおいたほうが、カラっと揚がる)。
  3. 1に2をつける。
  4. 180~200℃の油で、葉が開いている場合は葉先を少し揚げてから、全体を油の中に入れる。油の温度が下がらないように、様子を見ながら少量ずつ油に落としていく。
  5. 箸で触って、カラカラと軽い感じがしてきたら油から上げる。お皿に盛りつけ、お好みで塩をふる。

最後に

旬の期間が短く、年に1度のお楽しみともいえるふきのとう。ぜひ、おすすめのレシピで味わってみてください。

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最終更新:2022.12.10

文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ

出典:
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」(野菜類)
独立行政法人農畜産業振興機構 月報野菜情報 情報コーナー
春野菜の効能について
山菜のすすめ
農林水産省
国産ふき中のピロリジジンアルカロイド類の含有実態調査結果
ふき、ふきのとうはあく抜きして食べましょう
JA利根沼田(ふきのとう味噌、ふきのとうの天ぷら)

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