野菜の離乳食の作り方!白あえや肉じゃがから作る簡単レシピ4選

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野菜の離乳食の作り方!白あえや肉じゃがから作る簡単レシピ4選

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白あえや肉じゃがなど、大人用の料理を作りながら、同時に作ることのできる簡単離乳食レシピです。成長に合わせてごっくん期(5~6カ月)、もぐもぐ期(7~8カ月)、かみかみ期(9~11カ月)の月齢別のアレンジ方法も紹介します。

大人用の料理から作る離乳食レシピ4選

ほうれん草の白あえ、肉じゃが、キャベツの煮浸し、ぶり大根から取り分けて作る離乳食です。

食材のつぶし具合や大きさ、だし汁の作り方はコチラ

●ほうれん草の白あえ

ほうれん草をだし汁で煮る簡単離乳食(下のイラストは、かみかみ期の「豆腐とほうれん草の煮込みうどん」)

かみかみ期の「豆腐とほうれん草の煮込みうどん」

材料(大人2人分+赤ちゃん1人分)

  • ほうれん草:1/3把
  • 木綿豆腐(※1):1/2丁(150g)

1 豆腐(約大さじ1)は離乳食用に取り分けておく。

<A>

  • だし汁:大さじ1
  • 砂糖:大さじ1/2
  • 醤油:大さじ1
  • 練りごま:小さじ1

【かみかみ期用】

  • 茹でうどん:50g
  • 味噌:小さじ約1/6

作り方

  1. ほうれん草はさっと茹でて水にとり、水気を切って長さ3cmに切る。離乳食用に葉先を取り分けさらにやわらかく茹でて冷水にとって水気を絞る。
  2. 豆腐はキッチンペーパーに包み、電子レンジで3分加熱して水切りする。ビニール袋に豆腐を入れて手でもんでつぶす。Aを入れてさらにもむ。
  3. ボウルにほうれん草と2を入れてあえる。

【ほうれん草の白あえの取り分け離乳食】

●ごっくん期:ほうれん草のペースト
葉先を縦に切ってからみじん切りにしてすりつぶし、だし汁を加えてのばす。
●もぐもぐ期:豆腐とほうれん草のあえ物
ほうれん草の葉先を縦と横にみじん切りにする。取り分けておいた豆腐は茹でてから粗くつぶす。ほうれん草と豆腐にだし汁を混ぜ合わせる。
●かみかみ期:豆腐とほうれん草の煮込みうどん(イラスト)
取り分けておいた豆腐を7mm大に切る。茹でうどんを水で洗って1cmの長さに切る。小鍋にだし汁、ほうれん草、うどん、豆腐を加えて煮込み、味噌を溶き入れる。

●肉じゃが

じゃがいもやにんじんを離乳食に取り分け(下のイラストは、かみかみ期の「肉じゃがのあんかけ風」)

かみかみ期の「肉じゃがのあんかけ風」

材料(大人2人分+赤ちゃん1人分)

  • じゃがいも:2個
  • タマネギ:1/2個
  • にんじん:1/3本
  • 牛肉切り落とし:150g
  • しらたき:1/4玉
  • 絹さや:6枚
  • だし汁:300ml
  • 砂糖:大さじ1と1/2
  • 酒:大さじ1
  • 醤油:大さじ2
  • みりん:小さじ1

【かみかみ期用】

  • 軟飯:80g

作り方

  1. 材料は食べやすい大きさに切りそろえておく。しらたきは茹でてあくをとり、食べやすい長さに切っておく。絹さやは筋を取り、塩(分量外)茹でにして水にとる。
  2. だし汁にじゃがいも、にんじんを入れて中火にかける。火が通ったらタマネギを入れ、全体に火が通ったら、離乳食用にじゃがいも、にんじん、タマネギを取り分けておく。
  3. 2にしらたき、砂糖を入れて5分煮てから、酒、醤油を加え、落としぶたをして煮る。
  4. じゃがいもに味がしみ込んだら、落としぶたを取り、牛肉を加える。
  5. 煮汁が1/4くらいになったらみりんを加え、強火にして照りを出し、絹さやを加えて火を止める。

【肉じゃがの取り分け離乳食】

●ごっくん期:じゃがいものとろとろ
取り分けたじゃがいもをすりつぶし、だし汁を加えてペースト状にする。
●もぐもぐ期:じゃがいもとにんじんのだし煮
取り分けたじゃがいもとにんじんを、みじん切りにしてだし汁を加える。
●かみかみ期:肉じゃがのあんかけ風(イラスト)
取り分けたじゃがいもとにんじん、タマネギを7mm角に切り、小鍋に野菜とだし汁を入れて火にかける。醤油を風味づけに1、2滴たらし、軟飯と一緒に盛り付ける。

●キャベツの煮浸し

副菜から取り分けてさっと作れる(下のイラストは、かみかみ期の「キャベツとトマトのリゾット」)

かみかみ期の「キャベツとトマトのリゾット」

材料(大人2人分+赤ちゃん1人分)

  • キャベツの葉:3枚
  • 桜エビ(乾燥):大さじ2

<A>

  • だし汁:200ml
  • 砂糖:小さじ1
  • 酒:小さじ1
  • みりん:小さじ1
  • 薄口醤油:大さじ1

【もぐもぐ期用】

  • トマト:15g
  • 5倍がゆ:50~80g

【かみかみ期用】

  • トマト:15g
  • 軟飯:80g
  • 粉チーズ:少々

作り方

  1. キャベツは1枚ずつはがし、葉先のやわらかい部分は離乳食用に、芯の甘い部分は大人用に分ける。それぞれ一口大に切っておく。離乳食用に取り分けた葉先は、やわらかくなるまで茹でる。
  2. 大人用のキャベツとAを鍋に入れて強火にかけ、ひと煮立ちしたら弱火にして、キャベツがくったりするまで煮る。
  3. 皿に盛り付け、桜エビを散らす。

【キャベツの煮浸しの取り分け離乳食】

●ごっくん期:キャベツのすりつぶし
茹でたキャベツを刻む。すりつぶしてだし汁でのばす。
●もぐもぐ期:キャベツとトマトがゆ
茹でたキャベツを2~3mm角に切る。トマトは皮と種を取り除き、2~3mm角に切る。5倍がゆに汁気を切ったキャベツとトマトを加えて混ぜる。
●かみかみ期:キャベツとトマトのリゾット(イラスト)
茹でたキャベツを5~7mm角に切る。トマトは皮と種を取り、5~7mm角に切る。軟飯に汁気を切ったキャベツとトマトを加えて混ぜ、仕上げに粉チーズを少々ふる。

●ぶり大根

水分が多くて食べやすい大根は離乳食にぴったり(下のイラストは、かみかみ期の「ミニミニ大根とぶり」)

かみかみ期の「ミニミニ大根とぶり」

材料(大人2人分+赤ちゃん1人分)

  • 大根:1/4本
  • ぶりのあら、または切り身:200g
  • だし汁:300ml
  • 砂糖:大さじ1
  • 酒:大さじ1
  • 醤油:大さじ1と2/3
  • ショウガの薄切り:3枚
  • 白髪ネギ(※1):適量

【かみかみ期用】

  • ほうれん草:10g
  • 醤油:1、2滴
  • 片栗粉:適量

作り方

  1. ぶりは軽く塩をふり(分量外)、熱湯で色が変わる程度にさっと茹で、ザルにあげる。離乳食分を取り分けておく。
  2. 大根は皮をむき、厚さ2cmの輪切りにする。鍋に大根と、大根がかぶるぐらいの米のとぎ汁(※2)を入れて、中火にかける。大根に竹串が通るくらいになったら火からおろし、鍋ごと冷ます。
    2 とぎ汁がない場合は、米を少し入れて茹でる。
  3. 2が冷めたら、煮汁を捨て、大根を水洗いする。離乳食分を取り分けておく。
  4. だし汁、2、ぶり、ショウガを鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら砂糖、酒を加えて中火で4分ほど煮る。
  5. 4に醤油を加えて落としぶたをし、中火で10~15分煮る。
  6. 器に盛り、白髪ネギ(※3)を散らしてできあがり。

3 白髪ネギの作り方はコチラ

【ぶり大根の取り分け離乳食】

●ごっくん期:大根のすりおろし
取り分けた大根をみじん切りにしてからすりつぶし、だし汁を加えてのばす。
●もぐもぐ期:ぶりのみぞれ煮
取り分けた大根はすりつぶす。取り分けたぶりは皮と骨を取り除き、すりつぶす。小鍋に大根とぶり、だし汁を入れ、よく火を通す。
●かみかみ期:ミニミニ大根とぶり(イラスト)
取り分けた大根は1cm角に切る。だし汁で煮て、醤油を1、2滴たらす。取り分けたぶりは皮と骨を取り除き片栗粉をまぶしフライパンで焼いてから、1cm大にほぐす。ほうれん草をやわらかく茹でて水にとり、みじん切りにして添える。

最後に

大人用から取り分けて、野菜を使った離乳食を作ってみてください。

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最終更新:2022.12.27

文:アーク・コミュニケーションズ
イラスト:林タロウ
監修:カゴメ
出典:
農林水産省「和食まるごとBOOK」

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